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【人間学の教科書】7月8日 底なしのつるべに雫をためる

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格闘塾入魂通信   夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ

一念透徹すれば
天地も動く

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.

With strong determination,
anything is possible.

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自分に問え!

今日を熱く生きたか?

今日を本気で生きたか?

今日を圧倒的に生きたか?

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【 7月8日 底なしのつるべに雫をためる 清川妙 】

<著者>
清川妙(きよかわ たえ)
作家

<語彙>
1. 焦慮(しょうりょ): 焦(あせ)ってイライラ、ハラハラすること。
「焦(あせる)」という字と、「慮(あれこれ心配する)」という字が合体した言葉です。ただ時間がなくて急いでいるだけでなく、「どうしよう、早くしなきゃ間に合わない!」と、心に余裕がなくなって不安や怒りを感じている状態を指します。

2. 嘆いても始まらない(なげいてもはじまらない): 「終わったことを悲しんだり、文句を言ったりしても何も変わらない(だから前を向こう)」という意味。
「嘆く(なげく)」は、ガッカリしてため息をついたり、悲しんだりすること。「始まらない」は、そこからは何も良いことが生まれない、という意味です。起きてしまった失敗をいつまでも悔やむより、次の行動を起こした方がいいよ、という前向きな励ましでよく使われます。

3. 底なしのつるべ(そこなしのつるべ): どれだけがんばってもキリがないこと、または全てが無駄になってしまうこと。
「つるべ(釣瓶)」とは、昔の人が井戸から水をくみ上げるために使っていたバケツのような道具です。もしそのバケツの「底」が抜けていたらどうなるでしょう? いくら水をくもうとしても全部下から抜けてしまい、いつまで経っても水はたまりませんよね。このことから、「いくら努力やお金を注ぎ込んでも、全く成果が出ないこと」の例えとして使われます。

4. 雲母(うんも / きらら): キラキラ光り、薄い板のようにペリペリ剥(はが)がれる、不思議な石(鉱物)。
中1の理科(火山や岩石の授業)で習う「鉱物(こうぶつ)」の仲間です。ガラスのような薄い透明な板が、パイの実のように何枚も積み重なった形をしています。光を当てると「きらきら」光るため、古くは「きらら」とも呼ばれていました。実は、みんなが使うシャープペンの芯(なめらかに書けるようにするため)や、キラキラしたアイシャドウなどのメイク道具にも使われている、身近な石です。

5. 全身全霊(ぜんしんぜんれい): 体も心も、自分の持っているパワーを100%すべて出し切ること。
「全身(からだ全て)」と「全霊(心や魂のすべて)」を組み合わせた、とても熱い言葉です。「ちょっとがんばる」くらいではなく、自分の全エネルギーをその一つのことだけに集中させて、命がけで挑むようなときに使います。

<感想>
今回の文章は、深い絶望の底から湧き上がるような「母の強さと慈愛」、そして言葉の美しさに深く胸を打たれました。

労多くして益が少ない」という聾教育の厳しさを、学校の先生は「底なしのつるべで水を汲むよう」と表現しました。
普通なら絶望のどん底に突き落とされる言葉です。 しかし清川さんは、「底が抜けていても、引き上げた時にキラッと光って残る雫がある。その雫をためればいい」と、一瞬で希望のメタファーへと転換させました。
どんなに微かで薄いものでも、千枚岩のように積み重ねれば形になる。この「ないもの(抜けた底)」を嘆くのではなく、「あるもの(残った雫)」を愛おしみ、積み重ねていこうとする覚悟の美しさに涙が出そうになります。

息子の耳が不自由であるという過酷な現実と全身全霊で向き合い、工夫を凝らして育て上げたこと。
その教育の記録(手記)がきっかけとなり、34歳で編集長に文章の才能を見出され、のちに作家としての道が開かれました。
一見、人生における最大の「試練」に見えた出来事が、実は彼女の「一生の天職(作家生命)」を連れてきてくれた。
人生の皮肉であり、同時に、苦難に誠実に向き合った人だけに与えられるギフトのようにも感じられます。

最愛の息子さんを49歳という若さで亡くされた悲しみは、想像を絶するものだったはずです。
しかし清川さんは、彼が遺した「幸せな充実した人生を生きたい」という言葉を抱きしめ、「愛する人が死ぬと、その人の命をもらって一緒に生きている感じがする」と語ります。
肉体は失われても、その人が生きた証や想いは自分の中に溶け込み、むしろ自分の生き方を深く、賢くしてくれる。
これほど温かで救いのある死生観があるでしょうか。

「底なしのつるべに残る、キラッと光る雫をためる」という表現、心に沁みました。

今夜も熱く激しく勉強三昧!

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ

自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る

もうひと踏ん張りして、結果を残す!

押忍

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