【人間学の教科書】6月18日 迷える一匹の羊を追う医療
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格闘塾入魂通信 夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ
一念透徹すれば
天地も動く
(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)
Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.
With strong determination,
anything is possible.
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自分に問え!
今日を熱く生きたか?
今日を本気で生きたか?
今日を圧倒的に生きたか?
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【 6月18日 迷える一匹の羊を追う医療 三宅廉 】
<著者>
三宅廉(みあけ れん)
バルモア病院院長
<語彙>
1. ダウン症(ダウンしょう):意味: 生まれつきの遺伝子(体の設計図)のタイプによって、成長や発達が全体的にゆっくりになる体質のこと。
人間の体はたくさんの「染色体(せんしょくたい)」という設計図からできていますが、そのうちの1本が少し多いことで起こります。筋肉が柔らかかったり、独特の優しい顔立ちをしていたり、心臓などに病気を持っていることもあります。でも、人懐っこくて明るく、芸術やスポーツの分野で素晴らしい才能を発揮する人もたくさんいます。
2. 授産教育(じゅさんきょういく): 障害のある人や、生活に困っている人たちが、社会に出て自分で働いてお金を稼げるように、仕事の技術を教える教育のこと。
国語や数学のような普通の勉強だけでなく、パン作り、パソコンの操作、ミシンを使った手芸など、「仕事に直結する具体的なスキル」を身につけるための特別な授業のことです。
3. 二分脊椎(にぶんせきつい): 赤ちゃんが体の中で作られるときに、背骨(脊椎)の形がうまく閉じきらず、2つに分かれたような状態になってしまう生まれつきの病気。
背骨は、脳からの命令を体に伝える「大事な神経のトンネル」です。そのトンネルの屋根が途中でパカッと開いてしまい、中の神経が傷ついてしまうため、生まれつき足が動きにくかったり、トイレをうまくコントロールできなかったりすることがあります。
4. 欠如(けつじょ): あるべき必要なものが、すっかり欠けていて足りないこと。
「ない」という言葉をすごく硬くした表現です。「あの人は緊張感が欠如している(=全く緊張していない)」「準備が欠如していた(=準備がゼロだった)」という風に、「絶対に必要なものが、ポッカリ抜け落ちている」という時に使います。
5. リビングストン:19世紀(1800年代)に活躍した、イギリス(スコットランド)の有名な探検家であり、お医者さん・キリスト教の宣教師。
当時、ヨーロッパの人にとって謎に包まれていたアフリカ大陸を、命がけで何年もかけて大探検した人です。世界三大タイプの巨大な滝「ヴィクトリアの滝」を世界に紹介したことでも有名で、奴隷(どれい)貿易をなくすために戦った正義感の強いヒーローでもあります。
<感想>
「目の前の一つの命、それも最も小さく、弱い命にどこまで寄り添えるか」という、人間の根源的な優しさと倫理観に深く根ざした、非常に尊く、涙が出るほど温かいお話ですね。
小児科医療の現場で、数多くの命と向き合ってきた三宅先生の言葉だからこそ、一言一言が重く胸に響きました。
ダウン症のお子さんについて、世間の偏見や親のショックに寄り添いつつ、三宅先生が語る「人と決して争わず、仏さまのような性格」「嫌なことを一つも言わず、その一生は本当に美しかった」という言葉に、深い慈愛を感じます。 障害を「欠陥」として見るのではなく、その子がもたらす「家庭の中の温かい火」のような、存在そのものの美しさや価値を見事にとらえられている点に、医師として、そして一人の人間としての深い器を感じます。
迷える一匹の羊を追うよりも、残りの九十九匹を相手にする方が「楽で金になる(効率が良い)」かもしれない。
それでも、手のかかる、放っておかれがちな一匹を絶対に諦めないのが病院の、そして医療の役割だと断言する姿勢に胸が熱くなります。
二分脊椎のお子さんの手術で、迷う両親に放った「子どもが可哀相だとかいうけれど、それは親がそう思うだけで、本人は必死に生きようとしている」という言葉は、大人の都合やエゴを打ち砕く、命そのものの代弁であり、強烈な説得力を持っています。
終盤で語られる「『弱い子、だめな子は要らない』という考えは、突き詰めれば怖い思想です」という指摘は、まさに現代社会にもそのまま通じる極めて重要なメッセージです。 役に立たない者を排除する社会は、いずれ「役に立たなくなった老人は早く死ね」という冷酷な社会につながり、めぐりめぐって「普通の人」さえも生きにくくしてしまう。「弱い者を支える心を失うことは、社会全体の首を絞めることになる」という因果応報の真理に、深く考えさせられました。
「生きているのは使命があるからだ。使命が果たされたときに召される」
というリビングストンの言葉を胸に、30年間この理想を貫き通し、「疲れ切った」と言いながらも自らの使命を全うしようとする三宅先生の生き様は、まさに聖職者そのものです。
今夜も熱く激しく勉強三昧!
当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!
凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ
自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る
もうひと踏ん張りして、結果を残す!
押忍
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