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【人間学の教科書】6月14日 「町の愚か者と迷子のロバ」の物語

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格闘塾入魂通信   夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ

一念透徹すれば
天地も動く

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.

With strong determination,
anything is possible.

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自分に問え!

今日を熱く生きたか?

今日を本気で生きたか?

今日を圧倒的に生きたか?

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【 6月14日 「町の愚か者と迷子のロバ」の物語 岩井俊憲 】

<著者>
岩井俊憲(いわい としのり)
ヒューマン・ギルド社長、アドラー心理学カウンセリング指導者

<語彙>
1. 共感能力(きょうかんのうりょく)
相手が喜んでいるときに一緒に嬉しくなったり、悲しんでいるときに「つらいよね」と同じように痛みを感じたりできる、「相手の気持ちに寄り添う力」のことです。

2. 逸話(いつわ)
その人の性格や人間らしさがよくわかる、世間にはあまり知られていない「ちょっとしたエピソード」や「裏話」のことです。歴史上の偉人や、有名なスポーツ選手の「実はこんな面白い失敗をしていた」といったお話によく使われます。
使い方: 「彼には、子どもの頃のちょっと笑える逸話がある」「数々の逸話を残した伝説の人物」

3. 長老(ちょうろう)
村やグループの中で、一番年上で、たくさんの経験や知識を持っているため、みんなから頼りにされている人のことです。ファンタジー映画やRPGのゲームで、村の奥に住んでいて勇者にアドバイスをくれるおじいさん・おばあさんをイメージするとわかりやすいですね。最近では、部活やチームの「大ベテランの先輩」を親しみや敬意を込めてこう呼ぶこともあります。
使い方: 「迷ったときは、村の長老に意見を聞きに行こう」「チームの長老として若手を引っ張る」

4. 司令塔(しれいとう)
もともとは、飛行場などで飛行機に「ここに着陸して!」と指示を出す建物のことです。そこから意味が広がり、スポーツやプロジェクトのチームにおいて、「全体をよく見て、みんなに的確な指示を出すリーダー(役割)」のことを指すようになりました。サッカーのミッドフィールダーや、バスケットボールのポイントガードなどでよく使われる言葉です。
使い方: 「彼はこのチームの司令塔として、見事なパスを回す」「文化祭の準備で、彼が司令塔となって指示を出す」

<感想>
岩井俊憲氏の「『町の愚か者と迷子のロバ』の物語」、アドラー心理学をベースに活動される岩井氏が、20回以上も読み返したという逸話なだけあって、ビジネスにおける問題解決の本質や、人間関係における「共感」の正体を痛快に教えてくれる素晴らしい内容です。

町の自慢だったたった一頭のロバがいなくなり、町の長老(エリート)たちが秘密の会議を開いて「ロバがいなくなった理論上の動機と原因」を三日三晩まじめに話し合っている構図は、現代の組織でも実によく見かける光景です。 データや原因究明ばかりに時間を取られ、一歩も現場に足を運ばないリーダーたち。それを横目に、周囲から「愚か者」とレッテルを貼られていた男が、あっさりとロバを見つけて帰ってくる展開には思わずニヤリとしてしまいます。

愚か者がなぜロバを見つけられたのか。その理由を語る以下の言葉に、この文章の核心があります。
「ロバがいなくなったと聞いて、私はロバの小屋に行き、ロバと同じように壁に向かって立ってみました。そしてロバになったつもりで、私だったら小屋を抜け出してどこへ行くだろうか、と考えてみたのです」
著者は、このエピソードから2つの大事なポイントを挙げています。
長老たちは誰一人として「現場(ロバ小屋)」に行かなかったこと。
長老たちは人間のエリートの立場で会議をし、愚か者は「ロバの立場(相手の身)」になって考えたこと。

アドラー心理学でいう共感とは、単に「可哀想に思う」といった同情ではなく、「相手の目で見て、相手の耳で聴き、相手の心で感じること」。
愚か者と呼ばれた彼は、まさにこの究極の共感能力を、理屈ではなく本能的に実践していたのだと分かります。

文章の結びでは、この寓話が経営やビジネスにどう直結するかが明快に語られています。
「経営者は問題が起きたときに司令塔となって指示を出さなくてはいけません。そこで必要なことは、現場、現実、現物の三つです。
三現主義といわれますが、これがあらゆる説得力の基本になります。」

トラブルが起きたとき、涼しいオフィスで会議を重ねるだけでは本質的な解決には至りません。「現場」に向かい、「現実」を直視し、「現物」に触れる。そして、当事者(顧客や部下)の視点に立ってみることで初めて、正しい打開策が見えてくる。まさに渋沢栄一や松下幸之助の教えにも通じる、現場主義の決定版のようなメッセージです。

このお話は、私たちが何か問題にぶつかった時、「頭だけでスマートに解決しようとしていないか?」「ちゃんと相手の目線に立てているか?」と自省させてくれる最高の教科書です。
「愚か者」と「長老」の立場が、結果において完全に逆転する爽快感とともに、現場に足を運び、泥臭く相手の立場に立ち続けることの大切さを改めて深く刻み込まれました。

今夜も熱く激しく勉強三昧!

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ

自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る

もうひと踏ん張りして、結果を残す!

押忍

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