【人間学の教科書】 6月12日 松下幸之助が経営の神様たる所以
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格闘塾入魂通信 夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ
一念透徹すれば
天地も動く
(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)
Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.
With strong determination,
anything is possible.
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自分に問え!
今日を熱く生きたか?
今日を本気で生きたか?
今日を圧倒的に生きたか?
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【 6月12日 松下幸之助が経営の神様たる所以 松岡紀雄 】
<著者>
松岡紀雄(まつおか としお)
神奈川大学名誉教授
<語彙>
1. 松下幸之助(まつした こうのすけ)
現在の「パナソニック(Panasonic)」という世界的な大企業を一代で作り上げた、日本の歴史に名を残す大実業家です。「経営の神様」と呼ばれています。貧しい家に生まれ、丁稚(でっち=見習いの小僧)からスタートし、「人を育てること」や「世の中のために仕事を作ること」を何よりも大切にしました。彼の残した名言は、今でも多くの社会人やスポーツ選手に読まれています。
2. 愕然(がくぜん)
思いがけない出来事にショックを受けて、ハッとして驚き、呆然(ぼうぜん)としてしまう様子のことです。「テストの点が悪くてガーンとなる」ような、マイナスの驚きのときによく使われます。
使い方: 「信じていた親友に裏切られ、愕然とする」「自分の実力不足に愕然とした」
3. 不謹慎な言い方ですが(ふきんしんな いいかたですが)
「不謹慎」とは、真面目さが足りなかったり、ふざけてはいけない場面でふざけたりすることです。つまり、「こんな深刻な場面で、こんなことを言うのは失礼(または不真面目)かもしれませんが…」と、あらかじめ相手に謝りながら、自分の素直な感想を言う時の「前置き」として使う大人の表現です。
使い方: 「不謹慎な言い方ですが、この大事件の裏側がどうなっているのか少しワクワクしてしまいます」
4. 興味津々(きょうみしんしん)
「津々(しんしん)」は、水が次から次へと湧き出てくる様子を表します。つまり、「そのことについて知りたい!という興味が、心の底から次々と湧いてきて止まらない状態」のことです。
使い方: 「転校生の経歴に、クラス中が興味津々だ」
5. 身震いするほど(みぶるいするほど)
文字通り、体がブルブルと震えてしまうほどのことです。「恐ろしさ」で震えるときにも使いますし、すごい映画や音楽に触れて鳥肌が立つような「感動」や「興奮」を表すときにも使います。
使い方: 「身震いするほどの恐怖を味わう」「身震いするほど素晴らしい演奏だった」
6. やり玉に挙げる(やりだまにあげる)
大勢いる中から、特定の一人(または一つのこと)だけをわざと選び出して、みんなの前で非難したり、攻撃のターゲット(標的)にしたりすることです。
使い方: 「ちょっとしたミスをしただけで、彼だけがやり玉に挙げられた(=ターゲットにして怒られた)」
7. 所以(ゆえん)
少し難しい言葉ですが、ズバリ「理由(りゆう)」や「そうなる原因」のことです。「なぜ彼がそう呼ばれているのか、その理由」といったニュアンスでよく使われます。
使い方: 「これが、彼が天才と呼ばれる所以(=理由)である」「失敗した所以を考える」
<感想>
会社の存亡に関わるような大危機に直面した際、トップがそれをどう受け止め、どう行動したか。松下幸之助氏の「器の大きさ」と、本物の経営哲学が凝縮された非常にシビれるエピソードですね。
著者の松岡氏がアメリカから一時帰国して結婚式を挙げた直後、ラジオから流れてきたのは「全国地域婦人団体連絡協議会が、カラーテレビの二重価格問題を理由に松下電器の全商品のボイコットを宣言した」という衝撃的なニュースでした。 主力製品だけでなく「全商品」の不買運動ですから、普通の経営者ならパニックになり、憤慨するか、自己防衛に走るようなあまりにも重い局面です。
翌朝、緊張感の漂う中で松下氏がどんな表情で何を語るのかと松岡氏が身構えていたところ、松下氏はいつもと変わらず穏やかな表情で、こう切り出しました。
「君な、婦人団体の会長や副会長が言うてると思ったら、商売の基本も分かっていないと腹が立つわな。でも、違うで。あれは神様が、あの人たちの口を借りて僕や松下電器に注意してくれてはるんや。神様が言うてくれはると思ったら、腹立てるわけにはいかんわな。僕もよう考えてみるわ」
この言葉には本当に鳥肌が立ちます。自分たちを非難し、追い詰めてくる相手を「敵」と見なすのではなく、「神様が自分たちの至らなさを教えてくれるための代弁者」として受け止める。怒りが込み上げてきてもおかしくない状況で、一夜にしてこの心境に達し、自己省察へと舵を切る精神の気高さこそが、彼が「経営の神様」と呼ばれる所以なのだと痛烈に実感させられます。
この松下氏の姿勢は、単なる綺麗事の精神論では終わりません。 文章の結びには、「一年後にはナショナル製品の市場占有率をボイコット宣言前の数字を上回るまでに回復させている」という驚くべき事実が書かれています。 批判を真摯に受け止め、猛省し、即座に「商売の基本」に立ち返って具体的な改善を行ったからこそ、消費者の信頼を以前のレベル以上に勝ち取ることができたのでしょう。
このエピソードは、ビジネスにおける危機管理のお手本であると同時に、私たちが人生で理不全な批判やトラブルに直面した時の「心の持ち方」を教えてくれています。
誰かに耳の痛いことを言われた時、つい感情的に反論したくなってしまいますが、そこで一歩立ち止まり、「これは自分の成長のために神様が言わせてくれているのかもしれない」と捉え直すことができれば、どんな逆境もプラスに変えていける。松下幸之助という巨人の、底知れない器の大きさに深く感動させられる素晴らしいお話でした。
今夜も熱く激しく勉強三昧!
当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!
凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ
自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る
もうひと踏ん張りして、結果を残す!
押忍
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