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【人間学の教科書】6月9日 ラーゲリからの遺言

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格闘塾入魂通信   夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ

一念透徹すれば
天地も動く

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.

With strong determination,
anything is possible.

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自分に問え!

今日を熱く生きたか?

今日を本気で生きたか?

今日を圧倒的に生きたか?

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【 6月9日 ラーゲリからの遺言 岡田昌平 】

<著者>
岡田昌平(おかだ まさひら)
山本幡男を顕彰する会会長

<語彙>
1. 密告(みっこく)
誰かの秘密やルール違反などを、こっそりと警察や上の立場の人に告げ口することです。

2. 特務機関(とくむきかん):国や軍隊の中で、特別な任務(スパイ活動、情報収集、暗殺など)を秘密裏に行う組織のことです。表向きの警察とは違い、裏でこっそり動く恐ろしい組織として物語に登場することが多いです。

3. 吊し上げ(つるしあげ):大勢で一人を囲んで、「お前が悪い!」と激しく責めたり、集団でいじめのように攻撃したりすることです。インターネット上の「炎上」で、よってたかって一人を叩く状況にも似ています。

4. 拷問(ごうもん):無理やり自白(自分の罪を認めること)させたり、隠している秘密を聞き出したりするために、肉体的・精神的にひどい苦痛を与えることです。

5. 難癖(なんくせ):本当はどうでもいいような小さなことをわざと取り上げて、無理やり文句やケチをつけること(言いがかり)です。相手を罰するための「都合のいい口実」を探すときによく使われます。

6. 剥奪(はくだつ):その人が持っている権利や地位、資格などを、強制的に(無理やり)奪い取ることです。

7. 断腸の思い(だんちょうのおもい):「腸(はらわた)がちぎれるほど」の、とても悲しくて、辛く苦しい気持ちのことです。「本当は絶対にそんなことしたくないけれど、泣く泣くそうするしかない」という深い悲しみを表す言葉です。

8. 想像に難くありません(そうぞうにかたくありません):「難く(かたく)ない」=「難しくない」という意味です。つまり、「簡単に想像できますよね」「きっとこうだったんだろうと、よくわかりますよね」と、相手に深く共感して伝えるときの表現です。
使い方: 「彼がどれほど悔しかったか、想像に難くありません」

9. 艱難辛苦(かんなんしんく):「艱難」も「辛苦」も、どちらも「つらく苦しいこと」という意味です。つまり、ありとあらゆる困難や、激しくてつらい苦労を強調して言う時の四字熟語です。

10. 抑留(よくりゅう):自分の国や家に帰りたいのに、強制的に(無理やり)ある場所にとどめられ、閉じ込められてしまうことです。特に、戦争で負けた国の兵士が、勝った国に連れて行かれて労働させられる状況などでよく使われます。

11. 凝縮(ぎょうしゅく):もともとは気体がギュッと集まって液体になる現象のことですが、国語の文章では「たくさんの強い思いや意味が、短い言葉や小さな物にギュッと詰まっていること」を言います。

12. ラーゲリ:旧ソ連(今のロシア)にあった「強制収容所(きょうせいしゅうようじょ)」のことです。第二次世界大戦が終わった後、約60万人もの日本人がシベリアなどのラーゲリに連れて行かれ、マイナス数十度という厳しい寒さの中で過酷な労働をさせられました。

13 俘虜(ふりょ):戦争で敵に捕まってしまった人のことです。よく聞く「捕虜(ほりょ)」という言葉と全く同じ意味です。

14 鼓舞(こぶ):太鼓を打ち鳴らして舞い踊るように、落ち込んでいる人を「頑張れ!」と強く励まし、奮い立たせることです。みんなのやる気や勇気を引き出すために使われます。

15. 窺える(うかがえる):相手が直接言葉にしなくても、ちょっとした表情や行動、文章の様子などから「きっとこう思っているんだな」と推測(想像)できることです。

16. 喪失(そうしつ):大切なものを完全に失ってしまうことです。目に見える「物」だけでなく、「希望」「自信」「記憶」「命」など、心の中の大事なものがなくなってしまった時によく使われます。

<感想>
映画や書籍でも知られる山本幡男(やまもとはたお)氏のシベリア抑留中のエピソードですが、
何度触れても胸が締め付けられると同時に、人間の精神の気高さを教えられる素晴らしい内容です。

文字を残すことすら禁じられ、セメント袋を切り裂いた短冊を使ってまで続けられた「アムール句会」のエピソードには圧倒されます。
「皆で帰国するその日まで美しい日本語を忘れぬようにしたい」
過酷な強制労働、飢え、そして凍えるような拷問。尊厳をことごとく奪われる極限状態の中で、山本氏が守ろうとしたのは、
ただの言葉ではなく「人間としての心」そのものだったのだと感じます。
十七文字を数えることすらおぼつかなかった新森員(しんもりかずもり)氏に対して、都度褒めながら丁寧に指導したというエピソードからは、山本氏のどこまでも温かい人柄が伝わってきます。

ラーゲリ内でも旧日本軍時代の階級や序列に固執する人々がいる中で、山本氏はそれを忌み嫌い、俳号で呼び合うことを求めたという点が非常に印象的です。 地獄のような環境だからこそ、かつての肩書きではなく、むき出しの「一人の人間」として対等に繋がり合う。この句会が、多くの捕虜たちにとってどれほどの救いになり、凍てつくシベリアの地で「心の拠り所(希望の光)」になったかは想像に難くありません。わずか3名から始まった句会が、最終的に50名規模にまで広がったという事実が、その救いの大きさを物語っています。

最も心に響いたのは、山本氏のこの言葉です。
「僕はね、自殺なんて考えたこともありませんよ。こんな楽しい世の中なのになんで自分で死なさなきゃならんのですか。生きておれば、必ず楽しいことがある」
人間性を喪失しかねない最悪の状況下で、「生活の中に何気ない喜びや楽しみを見出していく」という生き方。これは単なる現実逃避ではなく、絶望に魂を売り渡さないための、最も強固で、最も知的な抵抗だったのではないでしょうか。この強烈なまでの生への執着と楽観主義こそが、彼が仲間を励まし続けられた源泉であり、ダモイ(帰国)を信じる糧だったのだと深く納得させられます。

「どんなに過酷な状況であっても、心の中に『美しさ』や『喜び』を見出す灯火さえ消さなければ、人は絶望に負けない」

山本幡男氏の生き様を通して現代の私たちに力強く教えてくれている気がします。

心が洗われるような、そして明日を生きる活気をもらえる素晴らしいお話でした。

今夜も熱く激しく勉強三昧!

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ

自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る

もうひと踏ん張りして、結果を残す!

押忍

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