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【人間学の教科書】 6月6日 成功の秘訣 ー 内村鑑三秘伝

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格闘塾入魂通信   夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ

一念透徹すれば
天地も動く

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.

With strong determination,
anything is possible.

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自分に問え!

今日を熱く生きたか?

今日を本気で生きたか?

今日を圧倒的に生きたか?

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【 6月6日 成功の秘訣 ー 内村鑑三秘伝 新保祐司 】

<著者>
新保祐司(しんぽ ゆうじ)
文芸批評家

<語彙>
1. 内村鑑三(うちむらかんぞう):「明治から昭和のはじめにかけて大活躍した、日本のキリスト教のリーダー思想家(自分の考えを世に広める人)」です。
とても正直で正義感が強く、国や周りの人が間違った方向(戦争など)へ進もうとするときに、「それは違う!」とハッキリ意見を言った勇気ある人です。英語がペラペラで、彼が書いた本は外国でもたくさん読まれました。

2. 修身(しゅうしん):「自分の心を整え、立派な行いができるように自分を磨くこと」です。
また、戦前の日本の学校にあった「道徳(どうとく)」の授業の呼び名でもあります。
修:おさめる、整える
身:み、自分自身
つまり、「人としてどう生きるべきか」を学ぶ教科のことでした。

3. 品性(ひんせい):「その人が持っている、人間としての心の気高さや、お行儀の良さ」のことです。
勉強ができる、スポーツができるということではなく、「裏表がなく、誰に対しても親切で、正しい行動ができるかどうか」という、人間の引き締まった中身(キャラクター)を指します。
(例:「彼はピンチの時でも他人のせいにせず、素晴らしい品性を持っている」)

4. 倣う(ならう):「すでにあるお手本や、前の人のやり方を真似して同じようにすること」です。
「習う(先生から教えてもらう)」とは少し違い、「お手本をじっくり見て、その通りに真似る」という意味が強くなります。
使い方の例:
前の人のやり方に倣って、書類を書いてみよう。
体育の授業で「前へ、倣え(ならえ)!」と言うのは、前の人の背中をお手本にして、まっすぐ一列に並びなさいという意味です。

5. 認める(したためる):「手紙や文章を、心を込めてていねいに書く」という意味です。
ただノートにメモしたり、スマホでLINEを打ったりするときには使いません。「ペンや筆を持って、じっくりと大切な文章を書き上げる」という、少し大人っぽくて上品なシチュエーションで使われます。

6. 秘訣(ひけつ):「物事を上手に行うための、とっておきのコツや秘密の方法」のことです。
(例:「勉強と部活を両立させる秘訣は、スキマ時間を上手に使うことだ」)

7. 世俗的(せぞくてき):「お金、地位、名誉、流行など、世の中の『目に見えるトクなこと』ばかりを気にする様子」です。
少しマイナスのニュアンス(=ちょっと欲張りで、中身が薄い感じ)で使われることが多い言葉です。
世俗的な人:お小遣いや、周りからどうチヤホヤされるかばかりを気にする人。
世俗的ではない人:お金はなくても、自分の夢や、正しいことを突き通す人。

<感想>
今回は内村鑑三が星野温泉(現在の星野リゾートのルーツですね)の若主人に書き残したという「成功の秘訣」ですね。
内村鑑三の教えは「静かに己を律し、内面を磨き上げる」という、極めてストイックで高潔な精神世界が広がっていて、こちらも非常に深く考えさせられます。

1. 「成功の秘訣」なのに、ビジネスのノウハウが一つもない
普通、世間の「成功の秘訣」といえば、資金の集め方、人脈の作り方、時代の波の乗り方などが語られがちです。しかし、内村が挙げている項目は、その真逆を行っています。
「自己に頼るべし、他人に頼るべす(べからず)」
「急ぐべからず、自動車の如きも成るべく緩行すべし」
「誠実によりて得たる信用は最大の財産なり」

スピード感や効率が重視される現代において、「あえて自動車のように急ぐな、ゆっくり行け」「本業を固めれば事業は勝手に発展する」という言葉は、目から鱗が落ちるような感覚を覚えます。目先の利益や拡大を追うのではなく、根っこを深く張ることを何より大切にしているのが印象的です。

2. 人間関係の境界線を「愛」で超える視点
人間関係に関するこの一節が、とても美しいと感じました。
「雇人は兄弟と思ふべし。客人は家族として扱ふべし」
星野温泉という「宿」を営む若主人へのアドバイスとして、これ以上の言葉があるでしょうか。従業員を単なる労働力としてではなく「兄弟」として大切にし、訪れる客をビジネスの相手ではなく「家族」として温かく迎える。 現代でいう「ホスピタリティ」や「インナーブランディング」の本質が、わずか数文字で見事に表現されています。

3. 核心:成功とは「品性を完成することにあり」
解説文でも強調されていますが、この文章の最大のハイライトは、終盤のこの言葉に尽きます。

「人も死(し)全世界を得るとも其霊魂を失はゞ何の益あらんや。人生の目的は金銭に非ず。品性を完成するにあり」

聖書の一節(マタイによる福音書)をベースにした内村らしい言葉ですが、彼が言う「成功」とは、社会的地位や莫大な富を得ることでは全くありませんでした。 どれだけ世界中のお金を手に入れたとしても、自分の魂(品性、誠実さ、内面の清らかさ)を汚してしまったら、そんな人生には何の意味もない、と断言しています。

最後の解説にある、「鑑三の言う成功とは……どこまでも修身(自分を磨くこと)を中心に置いている」「しかも、鑑三は若主人に本を読んで勉強しろなどとはひと言も言っていない。むしろ与えられた目の前の仕事に励むことこそが自分を磨くことだと考えている」という指摘には、ハッとさせられました。
机の上の勉強ではなく、日々の仕事(温泉宿の運営、客への対応、従業員との関わり)のなかにこそ、魂を磨く修行の場があるのだというメッセージ。

今回の内村鑑三は「内に向かってブレない自分を確立するための精神」を説いてくれていますね。

内村鑑三という人物を調べてみたくなりました。

今夜も熱く激しく勉強三昧!

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ

自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る

もうひと踏ん張りして、結果を残す!

押忍

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