【人間学の教科書】6月3日 母の覚悟
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格闘塾入魂通信 夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ
一念透徹すれば
天地も動く
(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)
Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.
With strong determination,
anything is possible.
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自分に問え!
今日を熱く生きたか?
今日を本気で生きたか?
今日を圧倒的に生きたか?
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【 6月3日 母の覚悟 大石邦子 】
<著者>
大石邦子(おおいし くにこ)
エッセイスト
<語彙>
1. 心臓麻痺(しんぞうまひ):「心臓が急に動かなくなって、血液を体に送れなくなってしまう状態」のことです。
心臓は、ドクンドクンと動くことで、体中に血液を届けるポンプの役割をしています。しかし、重い病気や大きなショックなどが原因で、このポンプが突然ストップしてしまうことがあります。医学的な正式な病名ではなく、「心臓が止まってしまった状態」を指す言葉としてよく使われます。
2. 暴言を吐く(ぼうげんをはく):「相手を傷つけるような、乱暴でひどい言葉を言うこと」です。
わざと意地悪で言うこともありますが、体調が悪かったり、心が追い詰められてイライラしたりしているときに、思わず感情をコントロールできずに言ってしまうこともあります。
3. 闘病(とうびょう):「病気を治すために、病気と闘う(がんばる)こと」です。
ただ病院に入院しているだけでなく、「絶対に治すぞ!」という強い気持ちを持って、つらい治療やリハビリに前向きに取り組んでいる様子を表します。
4. 過酷(かこく):「容赦(ようしゃ)がないほど、ものすごく厳しくて、つらい様子」です。
「厳しい」という言葉よりも、もっとハードで、耐えるのが大変なシチュエーションに使います。
使い方の例:
真夏の砂漠を歩くという、過酷な環境。
休みが全くない、過酷なスケジュール。
5. 覚悟(かくご):「これから起こる大変なことや、つらい結果をあらかじめ予想して、それを受け入れる心の準備をすること」です。
「何があっても言い訳しないぞ」「どんな結果でも受け止めるぞ」という、強い決意の表れでもあります。
使い方の例:
怒られるのを覚悟で、正直に本当のことを話した。
プロのサッカー選手になるために、厳しい練習に耐える覚悟を決めた。
<感想>
「母と娘の壮絶な愛と、魂のバトンタッチ」が描かれた、涙なしには読めない圧倒的な熱量を持つ文章です。
1. 「生きる意味」を見失うほどの絶望
“生きる意味が見出せなくなった者はど、生きる意味を求めてあがき出す。何のために生きているのか分からない。”
交通事故で身体の自由を失い、さらに自分を支えてくれていた父親が突然亡くなってしまうという、想像を絶する不条理。大石さんが病室の天井を見つめながら「なぜこんなになってまで…」と自問する姿は、人間の尊厳が脅かされたときの究極の孤独を表しています。綺麗事では済まされない、本当の暗闇がここに描かれています。
2. 八つ当たりすら受け止める「母の覚悟」
“ありったけの暴言を吐かれ、八つ当たりされ、しかしその暴言を受け止め、受け止めるだけではなく、一緒に生き通そうとしてくれた母の心”
自身もがんの再発を繰り返すという満身創痍の状態でありながら、娘の寝たきりの現実と暴言をすべて受け止めた母親の姿に、胸が激しく締め付けられます。 娘が看護師さんに嫌われないよう、母の前だけで「良い子」を辞めて感情を爆発させられる安全地帯に、お母様自らがなっていたのです。自分が一番苦しいはずなのに、娘の命を繋ぎ止めるために全てを差し出す——まさにタイトル通り、凄まじい「覚悟」です。
3. 「終わり」を「始まり」に変えた一言
“「何もかもすべて終わり、っていうことは、何もかもすべて新しく始まる、ということでもあるんじゃないの?」”
大石さんが絶望し、「もう私の人生なんか何もかもすべて終わりよ」と吐き捨てた時、お母様が涙を流しながら手を握りしめて返したこの言葉が、大石さんの運命を完全に変えました。 すべてを失ったということは、ここから先は「失うものは何もない、すべてが新しい1歩になる」ということ。大石さんはのちに、この言葉は母が娘に言っただけでなく、がんの再発を繰り返し、死の淵にいた「母自身が、自分を奮い立たせるための覚悟の言葉」だったのではないかと振り返ります。この気づきに、震えるほどの感動を覚えます。
大石さんのお母様は、娘に「生き通す」という強い意志の光を遺して旅立たれました。
大石さんが今、エッセイストとしてこうして人々に言葉を届けていること自体が、お母様の遺した「新しく始まる」という言葉の証明そのものです。 絶望のどん底にいる時、見方を変えればそこが「新たなスタートライン」になり得るのだという、人間の底力と親子の絆の深さに、深く深く胸を打たれる名作です。
今夜も熱く激しく勉強三昧!
当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!
凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ
自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る
もうひと踏ん張りして、結果を残す!
押忍
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