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【人間学の教科書】5月28日 知覧特攻平和会館設立への悲願

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格闘塾入魂通信   夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ

一念透徹すれば
天地も動く

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.

With strong determination,
anything is possible.

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自分に問え!

今日を熱く生きたか?

今日を本気で生きたか?

今日を圧倒的に生きたか?

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【 5月28日 知覧特攻平和会館設立への悲願 板津忠正 】

<著者>
板津忠正(いたつ ただまさ)
知覧特攻平和会館顧問

<語彙>
1. 知覧特攻平和会館(ちらんとっこうへいわかいかん)
鹿児島県にある、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えるための博物館です。
太平洋戦争の終わり頃、ここからたくさんの若い兵士たちが「特攻(体当たり攻撃)」に飛び立ちました。彼らが残した手紙や写真が、今もたくさん大切に保管されています。

2. 蚊帳の外(かやのそと)
※「蚊帳(かや)」とは、蚊に刺されないようにベッドや布団の周りに吊るす網のことです。
そこから転じて、「物事の中心から外され、仲間外れにされたり、大事な話(情報)を教えてもらえなかったりする状態」を言います。

3. 行脚(あんぎゃ)
もともとは仏教のお坊さんが修行のために全国を歩き回ることでしたが、今では「ある目的のために、色々な場所を次から次へと巡(めぐ)り歩くこと」を言います。

4. 駐留軍(ちゅうりゅうぐん)
戦争に勝った国などの外国の軍隊が、条約や約束に基づいて、ある国の中にそのまま留(とど)まって配置されている状態の軍隊のことです。
日本が戦争に負けた後、しばらく日本国内にいたアメリカ軍などのことです(今でも日本にある「在日米軍」もその一種です)。

5. 特攻隊(とっこうたい)
「特別攻撃隊」の略です。太平洋戦争の終わり頃、爆弾を積んだ飛行機やボートに乗って、敵の船に「体当たり」をして自爆する攻撃を行った日本の部隊のことです。
一度飛び立ったら生きて帰ることはできない、とても悲しい作戦でした。

6. 芳名簿(ほうめいぼ)
式典、展示会、お葬式などに来てくれた人たちに、自分の名前や住所を書いてもらうためのノートのことです。

7. 遺書(いしょ)
自分が死ぬ間際に、残される家族や大切な人に向けて書く手紙のことです。
自分の本当の気持ちや、感謝の言葉、最後の願いなどが書かれています。特攻隊の人たちも、出発の前に家族へたくさんの遺書を残しました。

8. 遺影(いえい)
亡くなった人のお葬式や、記念の場所に飾るための「顔写真や肖像画」のことです。
その人が生きていた頃の元気な姿を忘れないために飾られます。

9. 絶筆(ぜっぴつ)
その人が人生の最後に書いた、文字や文章、絵のことです。それを書いた直後に亡くなった、文字通りの「最後の作品」です。

10. 泣く子も黙る(なくこもだまる)
誰もがその名前を聞いただけで恐れおののくような、「ものすごく強くて、権力があって、怖い存在」を例える言葉です。
「泣く子も黙る鬼の生活指導の先生」のように使います。

11. 占拠(せんきょ)
ある場所や建物を、力ずくで乗っ取って、自分たちのものとして独り占めすることです。

12. 闇市(やみいち)
戦争が終わった直後、食べ物や物資が全然足りなかった時代にできた、「法律を無視して、食べ物や日用品を高い値段で売り買いしていた秘密の市場(マーケット)」のことです。
警察に見つかると捕まりますが、当時はそうしないと生きていけないほどみんなお腹を空かせていました。

<感想>
「歴史の真実を後世に遺すための、一人の男の執念と祈り」が描かれた、非常に重みのある、そして凄まじいエネルギーを感じる文章です。

当時、特攻へ行くことは家族に知らされず、ある日突然「戦死の通知」だけが届くのが常でした。
自分の息子や兄弟が、どこから飛び立ち、どのような最期を遂げたのかさえ分からない。
この「肉親の情として当然の知りたいという思い」を、生き残った自分が代わりに伝える。

「どこか遺族の方の喜ばれる姿を見るたびに、自分は特攻隊のことを伝えるために生かされたんじゃないだろうか、と思うようになったんです」
という板津さんの言葉には、生き残ってしまったことへの「罪悪感(サバイバーズ・ギルト)」を、「命を懸けた使命」へと昇華させた人間の強さと優しさが溢れています。

特攻隊員の名前や出身地などの記録は、終戦時に駐留軍(GHQ)の追及や家族への危害を恐れて「一切処分(焼却)」されていました。
公的なデータが完全に消し去られた状態から、一人を見つけることがどれほど気の遠くなる作業だったか。

1973年(昭和48年)に偶然手に入れた薄い名簿を手がかりに、毎日毎日手紙を書き続けたこと
各地の古老を訪ね歩き、「戦時中ここに戦闘機乗りはいなかったか」と聞き込みをしたこと
役所では「プライバシー保護」を理由に一蹴される中、かつて名古屋市役所で区画整理を担当していた際の知識(土地台帳は第三者でも閲覧できること)をフルに活用して手がかりを掴んだこと

この、あらゆる壁を突破していく執念の裏には、「亡くなった戦友たちをこのまま歴史の闇に埋もれさせてたまるか」という、凄まじい義務感と情熱があったことが分かります。

最後の一節に、板津さんの本当の心の奥底が吐露されており、最も胸が締め付けられました。

「しかし、私はひるまなかった。やはり特攻隊にいたことが、ものすごく力になりましたね。
同時に、生きていることを忘れたいがために、夢中で仕事に打ち込んでいたんです」

ピストルを突きつけられて脅されるような危険な目に遭ってもひるまなかったのは、特攻という極限状態を経験したから。
しかし、その情熱のガソリンになっていたのは、「自分が生き残ってしまった現実から目を背けたい、忘れたい」という、
あまりにも切ない心の叫びでした。 夢中で遺族を捜し、資料を集めることだけが、彼が「今を生きる」ための唯一の救いだったのかもしれません。

この板津さんの執念の行動があったからこそ、現在の「知覧特攻平和会館」が存在し、私たちは彼らの遺書や遺影を通して、戦争の悲惨さと命の尊さを学ぶことができています。もし板津さんが途中で諦めていたら、1,036人もの特攻隊員たちの個人の生きた証は、本当に歴史の彼方に消え去っていたはずです。深謝ですね。

特攻の話を聞くたびに、私が思うのは、若い隊員を行かすのではなく、なぜ上官が彼らの代わりに行かなかったのか。
「おまえらは若い。だから、生き残って、これからの日本を、世界を全力で作ってくれ。
俺達は、君等よりも操縦技術も上だし、君等よりも長く生きた。
あとを頼んだぞ」
と、上官がなぜ行かなかったのか、疑問に思っていました。

考えてみると、それができない理由はいくつかありました。
例えば、「操縦のプロ」を失うわけにはいかなかったですよね。
もっとも現実的で冷徹な理由は、「優れた技術を持つ上官(ベテランパイロット)を戦死させるわけにはいかなかった」という軍事上の都合です。
特攻は、レーダーや誘導ミサイルがない時代に、飛行機そのものを「人間が誘導するミサイル」として使う戦法でした。

上官(ベテラン): 生き残って、次の戦闘機乗りを育てたり、作戦を指揮したり、特攻隊を現地まで誘導(ナビゲート)する役割がありました。
若者(新兵)  : わずか数か月の訓練しか受けておらず、高度な空中戦(ドッグファイト)はできません。しかし、「離陸して、真っ直ぐ敵艦に体当たりする」ことだけなら、短い訓練でも可能とみなされてしまいました。

軍の上層部は、貴重なベテランを1回の体当たりで失うよりも、彼らを「若者を育てる・誘導する側」に残す方が効率的だと判断したのでしょうね。

調べてみると、指揮官として若者たちを率い、自ら先頭に立って体当たりをした前線の隊長たち(関行男大尉など)も多くいました。
彼らの多くは「若い部下だけを死なせるわけにはいかない」という強い葛藤を抱えていました。
また、特攻を生み出した責任を取り、終戦直後に割腹自殺を遂げた大西瀧治郎中将や、終戦の日に部下を引き連れて最後の特攻を行った宇垣纏中将などもいました。

戦争はやっちゃいけないですね。

今夜も熱く激しく勉強三昧!

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ

自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る

もうひと踏ん張りして、結果を残す!

押忍

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