３月１９日朝刊：「卒業式祝辞」

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格闘塾入魂通信
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今日も
いいこと言って
いいことして
いいこと思って
いい人になろう

（三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉）

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【和顔愛語】の木曜日！

いつも上機嫌でニコニコしている人は素敵な人。
そんな人は、思いやりにあふれた人

思いやりとは、相手の立場になってモノを考えて、
相手が笑顔になる行動をすること

思いやりを体現できる人に成長する！

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Never criticize your country when traveling abroad

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【　卒業式祝辞　】

卒業生、起立、礼

皆さん、卒業おめでとうございます。

みなさんは、これからどんな時代を生きていなければいけないのか？

ポイントは３つあります。

まず、ひとつ、「乱世である」ということ

私たちの世代は、子供の頃から、
勉強を強いられてきました。
それは、勉強して、偏差値の高い一流といわれる高校へ行き、
偏差値の高い一流といわれる大学へ行き、
そして、一流といわれる会社に入れば、
一生安泰という図式があったからです。

（過去の図式）　一流高校　⇒　一流大学　⇒　一流会社　＝　一生安泰

そして、その会社に入って、終身雇用という制度の下、
毎年給料は上がり、定年後に退職金をもらい、
自分の家に住み、そして、
年金で余生を送るという未来図がありました。

しかし、日本は、高度経済成長、バブル、デフレと、
成長期を過ぎて、徐々に陰りを見せてきました。
それに伴い、一流と言われた大会社があっけなく倒産し、合併し、
時代に合わせた生き残り策を選択せざるを得ませんでした。

終身雇用制度は消え、
非正規社員と呼ばれる派遣社員、アルバイトが増えて、
一流会社＝一生安泰という方程式は消えました。

残っているのは、図式の中で、偏差値の高い高校⇒偏差値の高い大学まで、です。

（２０２０年までの図式）　一流高校　⇒　一流大学　≠　一流会社　≠　一生安泰

そして、今年、コロナショック
世界中が感染を恐れ、外国人の入国を禁止し、東京オリンピックも延期、中止の声もちらほら。
リモートワークが広がり、社会活動が停止しつつあります。
コロナウイルスの蔓延がおさまった時、社会がどう変わるか、

今後は、ますます乱世であると感じています。

そして、ふたつめは、「人口減少社会に移行している」ということ

現在、地球の人口は、約７６億人ほどと言われております。
日本の人口は、約１億２５００万人です。

これが、みなさんが、５０歳前後になる３５年後、どう変化していると思われますか？
世界の人口は、約９６億人、今から３０％ほど増えます。
日本の人口は、約９７００万人、約３０％ほど減少します。
事実、ここ数年、毎年、２５万人以上の人口減少を引き起こしています。
そして、２０５０年の人口比、４０％以上が６５歳以上と予測されています。

人口減少で、各市町村は税収が減り、老朽化したインフラを修理するお金もなくなり、
２０５０年には、市町村の数は現状の半分以下になるだろうという予想もあります。

人口減少は、世の中を根本から変えていくことでしょう。

世の中を変えていくというと、やはり、IT技術の変化、です。

今から３０年前、アメリカの友人と文通というのをやっていました。
辞書を引きつつ、手紙を書いて、船便で送ると、一ヶ月後に相手に届き、
相手からも一ヶ月して、手紙が届くという、のんびりしていたことをしていました。

今は、スマホで、数秒で、相手にメールが届きます。
３０年で、月から秒への変化です。

現在、４Gですが、１０秒かかるデータ通信が、
今年から始まった５Gであれば、０．１秒未満なので、
コンテンツの表示やダウンロードの時の待つ時間がなくなります

今は、学校にスマホを持ってきてはいけない！となっていますが、
今回のコロナショックで、動画授業が当たり前になり、学校への登校の必要性も議論になるかもしれません。
数年後には、スマホがないと授業も成り立たないという時代に移行していくことでしょう。

そして、三つ目は、（年齢＋２５）という数字です。

今の年齢に、２５を足してください。
１５歳の中学生なら、４０歳
１８歳の高校生なら、４３歳

今から、２５年前に、私は大阪におり、阪神淡路大震災を経験しました。
その時に、地震学者がこう話していました。
「これから半世紀は、日本列島が地震の活動期に入ったと思ってください」
ということは、（半世紀５０年）−（２５年経過）＝あと２５年

つまり、みなさんが、これから先、４０歳半ばになるまでは、
大地震には注意しておかなければいけないということです。
富士山の噴火、関東直下地震、東海・東南海・南海大地震の連動発振などが危惧されています。

阪神淡路大震災を経験し、東日本大震災時のボランティアの経験から、非常時の時には、体力が勝負だということを痛切に実感しています。

こんな統計がありました。
１９７０年から２０００年までの間の３０年間に、マグニチュード５以上の地震が何度起きたかというものです。
イギリス　　　　　０回
ドイツ、フランス　２回
アメリカ　　　３２２回
日本　　　　３９５４回

日本は、世界でも本当に地震の多い国なんですね

また、気象庁に勤める友人が、今から２０年ほど前に、大型コンピュータで、日本の将来の台風を計算したところ、２０２０年に風速６０ｍ，２０３０年に風速８０ｍの台風が日本に上陸するだろうという結果が出たと話してくれたことがありました。それが、２０１８年に風速５８ｍの台風が大阪を襲いました。当時の計算が、あたっていましたね。

地震だけではなく、年々巨大化する台風にも備えていかなければなりません。

以上、
１）乱世である
２）人口減少社会への移行
３）大災害
が先に待ち構えている中を、みなさんは生きて行かなければいけません。

みなさんは、この大変な時代を選んで生まれてきた勇気ある日本男児と大和撫子なのです。

そんなみなさんが心すべきことは三つです。

心を鍛えること　＝　また会いたいなぁと思われる人になるための人間力の養成
脳を鍛えること　＝　頭の使い方と勉強方法を身に付け、知識を身に付けること
体を鍛えること　＝　強くて優しく逞しい鋼の如き肉体に鍛え上げること

です。

この三点を念頭に、新しい仲間と手を取り合い、助け合い、支え合い、いたわり合って、自分の人生を自力で切り拓いていかれることを祈って、祝辞とさせて頂きます。

卒業おめでとうございます！

格闘塾　どや

当然、
熱くやる！
本気でやる！
圧倒的にやる！

『キミの未来は今日作られる』

信じるに足る自分を作り上げるには、
自分で決めたことを非妥協でやり抜くことだ

だから、今日という日を
熱く明るく元気に笑顔で、
人に温かく生き切ろう！

生き切るとはふたつ

目の前の人を一生懸命に喜ばす
目の前の事を一生懸命にやり切る

さぁ、いこう！

「ポン！」（肩を叩いた音）

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