【人間学の教科書】6月23日 すべて存在するものは善きものである
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格闘塾入魂通信 夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ
一念透徹すれば
天地も動く
(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)
Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.
With strong determination,
anything is possible.
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自分に問え!
今日を熱く生きたか?
今日を本気で生きたか?
今日を圧倒的に生きたか?
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【 6月23日 すべて存在するものは善きものである 曽野綾子 】
<著者>
曽野綾子(その あやこ)
作家
<語彙>
◆ 酷使(こくし): 体や物を、限界をこえてボロボロになるまで激しく使いまくること。
「テスト前にスマホや教科書を見すぎて、目を酷使した」
「部活の大会に向けて練習しすぎて、体を酷使してしまった」
◆ 口述(こうじゅつ): 文章を自分で書くのではなく、口でしゃべって内容を相手に伝えること。
スマホの音声入力機能に向かってしゃべるのは、まさに「口述」です。
◆ 丹誠(たんせい): 真心を込めて、一生懸命に物事をすること。「丹精」と書くこともあります。
◆ トマス・アクィナス
今から約800年前(13世紀)のヨーロッパにいた、キリスト教の歴史の中で最も偉大な学者(哲学者)の一人です。
当時のヨーロッパでは、「神様を信じる心(宗教)」と、「頭で考えること(科学や哲学)」は別々のものだと考えられていました。
トマス・アクィナスは、その2つを合体させて、「神様という存在がいかに素晴らしいかを、誰もが納得できる論理的な理屈で説明した」という大偉業を成し遂げました。彼が書いた『神学大全(しんがくたいぜん)』という本は、キリスト教の教科書として今でも世界中で研究されています。
<感想>
作家・曽野綾子氏のエッセイ「すべて存在するものは善きものである」を読み、生きる姿勢について深く考えさせられました。
作家にとって命とも言える「視力」を失いかけた絶望的な状況から、奇跡的な回復を経て独自の人生哲学へと至るプロセスには、私たちが日々を生きる上での大切なヒントが詰まっています。
40代後半という、作家としてまさに油乗る時期に直面した「失明の危機」は、想像を絶する恐怖だったはずです。
さらに、著名人ゆえに「もし失明したら誰が手術したのか騒がれる」という理由で、どの眼科医からも手術を断られるという理不尽な状況に置かれます。 普通であれば、運命や社会の冷酷さを呪い、自暴自棄になってもおかしくありません。
しかし著者は、連載の休載を余儀なくされながらも、即座に「口述で小説を書く訓練」を始めています。
やっぱりその時が一番大変で、口述で小説を書く訓練も始めましたけれど……
この一節からは、「たとえ目が見えなくなっても、私は書き続ける」という、表現者としての凄まじい覚悟と執念が伝わってきます。
状況に屈するのではなく、変えられない現実の中で「いま自分に何ができるか」を冷徹に見つめる強さに、まず深く揺さぶられました。
半年後、幸運にも手術を引き受けてくれる医師に出会い、50歳を前にして裸眼で本の背表紙が読めるほどに回復したシーンは、読んでいてカタルシスを覚えます。しかし、著者の素晴らしいところは、それを単なる「運が良かった」「医学の進歩のおかげ」という個人的な喜びに留めなかった点です。 著者は、視力を取り戻したことを「続けてお書きなさい、という天からの(あるいは周囲からの)メッセージ」として受け止めています。
一刻一刻、周囲がその人にこれをしなさいと言っているものがある
それを死ぬまで丹誠を込めてやるのが、私に与えられた使命
この言葉は、私たちが日々何気なく過ごしている時間や、持っている能力が決して当たり前のものではないと気づかせてくれます。
生かされていること、働けることそのものに感謝し、それを他者や社会のために使い果たすことこそが「使命」なのだという境地には、深い謙虚さと高潔な精神を感じます。
エッセイの締めくくりに登場する、トマス・アクィナスの言葉「すべて存在するものは善きものである」という哲学は、現代に生きる私たちにとって非常に強力な救いとなります。
私たちはどうしても、自分の思い通りにならない現実(病気、人間関係のトラブル、不運など)に直面すると、それを「悪」と決めつけ、排除しようとしたり不満を漏らしたりしてしまいます。しかし、一度その暗闇(失明の危機)をくぐり抜けた著者が語るからこそ、「起きた出来事や存在のすべてには意味があり、善きものである」という全肯定の言葉に、圧倒的な説得力が宿るのです。
この境地に立つことができれば、確かに「呪わなきゃいけないこと」は世の中から消え去り、どんな逆境であっても「ここから何を学べるだろうか」と人生を前向きに楽しむエネルギーに変えることができるのだと教えられました。
自分の環境や持っているものに目を向けず、足りないものばかりを探して愚痴を言うのをやめ、
いま目の前にある現実を「善きもの」として受け入れること。
そして、一刻一刻にベストを尽くすこと。
暗闇を経験したからこそ見える「世界の美しさ」を、曽野氏は実体験を通じて私たちに手渡してくれているように感じます。
今夜も熱く激しく勉強三昧!
当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!
凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ
自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る
もうひと踏ん張りして、結果を残す!
押忍
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