【人間学の教科書】6月16日 時務を識るは俊傑にあり
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格闘塾入魂通信 夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ
一念透徹すれば
天地も動く
(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)
Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.
With strong determination,
anything is possible.
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自分に問え!
今日を熱く生きたか?
今日を本気で生きたか?
今日を圧倒的に生きたか?
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【 6月16日 時務を識るは俊傑にあり 荒井桂 】
<著者>
荒井桂(あらい かつる)
郷学研修所・安岡正篤記念館副理事長兼所長
<語彙>
1. 安岡正篤(やすおか まさひろ): 昭和時代に大活躍した、日本のすごい学者・思想家(お坊さんや哲学者のような人)。
総理大臣や大企業の社長など、日本のトップリーダーたちが「これからの日本をどうすればいいか教えてください!」とこぞってアドバイスをもらいにいった「リーダーたちの先生」です。
2. 教学(きょうがく): 学問を「教えること」と「学ぶこと」。または、その教育システムのこと。
学校そのものです。先生が授業で教え(教)、みんながそれを勉強する(学)。このセットになった活動を「教学」と言います。
3. 治乱興亡(じらんこうぼう): 国が平和に治まったり(治)、戦争で乱れたり(乱)、栄えたり(興)、滅びたり(亡)すること。
歴史の教科書をめくると、新しい幕府ができて平和になったと思ったら、また戦国時代になって、前の国が滅んでいく……という流れがありますよね。あの「国や社会の激しい浮き沈みの歴史」のことです。
4. 諸葛孔明(しょかつ こうめい): 昔の中国(三国志の時代)に実在した、天才軍師(作戦を立てる大天才)。
アニメやゲームの『三国志』でもおなじみですね。めちゃくちゃ頭が良くて、どんなピンチも恐ろしいほどの知略で切り抜ける、歴史上トップクラスの「知恵袋」です。
5. 紐解く(ひもとく): 書物を開いて読むこと。そこから転じて、歴史や事件の真相を「調べて明らかにする」こと。
昔の本はヒモで縛られていたので、そのヒモを解いて読んだことが語源です。「日本の歴史を紐解く」と言ったら、昔の記録をじっくり調べて、過去の秘密やストーリーを明らかにするという意味になります。
6. 不易(ふえき): 時代がどれだけ変わっても、絶対に変わらないこと(変えてはいけないこと)。
スマホやAIが登場して世界がどれだけハイテクになっても、「人を思いやる気持ち」や「友達を大切にすること」の大切さは変わりませんよね。そういう「いつまでも変わらない本質」を「不易」と言います。
7. 才幹(さいかん): 物事をうまく処理する、高い才能や実力のこと。
生徒会長としてみんなをまとめ、文化祭を大成功させるような先輩がいたら、その人には「トラブルを解決し、みんなを引っ張る才幹がある」と言えます。
8. 勃発(ぼっぱつ): 事件や戦争などの大きな問題が、突然いきなり起きること。
休み時間にクラスの後ろの方で、「えっ、何ごと!?」とみんなが振り返るような大ゲンカが突然始まったら、それが「ケンカが勃発した」という状態です。
9. 内憂外患(ないゆうがいかん): 中にも心配ごとがあり、外にも危険があるという、挟み撃ちのピンチな状態。
部活動で例えると、「チーム内でメンバー同士がケンカしている(内憂)」のに、「次の対戦相手は全国レベルの超強豪校(外患)」という、中も外もトラブルだらけで大ピンチな状況のことです。
10. 払底(ふってい): 物がすっかりなくなってしまうこと。底をつくこと。
大ブームになった人気のお菓子が、どこのコンビニに行っても売り切れで全く手に入らない状態。これが「在庫が払底する」です。
11. 禍根(かこん): あとあとまで残る、災いやトラブルの原因(マイナスの種)。
友達とケンカしたとき、お互いモヤモヤしたまま無理やり仲直りしたフリをすると、後からまた大爆発する原因になりますよね。その「将来のトラブルになりそうな悪い火種」のことを「禍根を残す」と言います。
<感想>
歴史の大きなうねりの中で「真のリーダー(指導者)とはどうあるべきか」を鋭く説いた、非常に身が引き締まるような、深い洞察に満ちたお話ですね。
『三国志』で諸葛孔明を評した言葉として有名ですが、この記事で解説されている「時務」の定義が非常に本質的で腑に落ちました。
単に「時代のトレンド(流行)を追いかける」という意味ではなく、「永遠に変わらない人間の普遍的な正しさ(不易の義理)」をベースに持ちながら、激しく変化する時代(流行の時勢)に的確に対応していくこと。
この「不易」と「流行」の絶妙なバランスこそが、時務を識るということなのだと深く納得させられました。
非常事態を乗り切るリーダー(俊傑)には、二つの要素が必要不可欠であると説かれています。
人徳: ぶれない軸となる、人間の果たすべき姿や自然の秩序(義理)を深く知ること
才幹: 変化してやまない時勢に、即座に適応して状況判断と実践ができること
どちらか一方が欠けてもダメで、確固たる「徳」という根底があるからこそ、「才」が正しい方向へ発揮される。
これは現代のビジネスや組織のリーダーシップにも完全に共通する条件だと感じます。
最後に引用されている、昭和7年の安岡正篤先生の言葉
「我が国、即今の内憂外患は、最も国士の払底にその深き禍根を有する(=国を支える人物が不足していることこそが、国の危機の本質である)」
という一節には、思わずハッとさせられました。
どれだけ制度やテクノロジーが進化しても、最終的にそれを取り仕切るのは「人」です。
肝心な時に、徳と才を兼ね備えたリーダーがいないことへの憂いは、満州事変当時だけでなく、先の見えない現代の日本社会にもそのまま突き刺さる強烈なメッセージだと感じます。
激動の時代(有事)であればあるほど、人は目先の変化に右往左往してしまいがちです。
しかし、そういう時こそ「人間として、指導者として、絶対に譲れない一線(義理)は何なのか」という生きた人間学・人物学に立ち返る必要があるのだと、改めて教えてくれる重厚な内容でした。
今夜も熱く激しく勉強三昧!
当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!
凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ
自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る
もうひと踏ん張りして、結果を残す!
押忍
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