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【人間学の教科書】6月15日 父の万歳三唱

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格闘塾入魂通信   夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ

一念透徹すれば
天地も動く

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.

With strong determination,
anything is possible.

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自分に問え!

今日を熱く生きたか?

今日を本気で生きたか?

今日を圧倒的に生きたか?

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【 6月15日 父の万歳三唱 竹内昌彦 】

<著者>
竹内昌彦(たけうち まさひこ)
岡山県立岡山盲学校講師

<語彙>
1. あん摩(あんま): 体を揉(も)んだり、叩(たた)いたりして、筋肉のコリをほぐす治療のこと。
「肩が凝ったな〜」というお父さんやお母さんの肩をトントン叩いたり、揉んだりしますよね。あれを専門的な技術で行うのが「あん摩」です。

2. 鍼灸師(しんきゅうし): 「はり(鍼)」や「おきゅう(灸)」を使って、体の不調を治す国家資格を持った専門家。
体にある「ツボ」に髪の毛ほどの細い針を刺したり、ツボの上でもぐさ(植物の葉から作ったもの)を燃やして温めたりします。
「痛そう・熱そう」と思うかもしれませんが、実はすごく心地よくて、体のリラックスや痛みの治療に効くんです。

3. 奮起(ふんき): 「よし、やるぞ!」と気力を奮(ふる)い立たせること。
テストで悪い点数を取って落ち込んだけど、「次は絶対に見返してやる!」とやる気に火がつく瞬間。それが「奮起する」です。

4. 視覚障害者(しかくしょうがいしゃ): 目が見えない、または見えにくいために、日常生活に不自由がある人のこと。
道を歩くときに白い杖(白杖)を持っていたり、盲導犬と一緒に歩いていたりする人たちです。街中にある「点字ブロック」は、視覚障害者の方が安全に歩くための大切な目印です。

5. 差し障る(さしさわる): 都合の悪いことが起きて、物事がうまく進まなくなること。支障(ししょう)が出ること。
「夜更かしすると、翌日の授業に差し障る(=眠くなって授業に集中できなくなる、困る)」という風に使います。

6. 心ない言葉(こころないことば): 相手の気持ちを全く考えていない、思いやりのない冷たい言葉。
言った本人は軽い冗談のつもりでも、言われた側が深く傷つくようなセリフのことです。SNSでの悪口や誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)などもこれに当たります。

7. 悠々として(ゆうゆうとして): 焦ったり慌てたりせず、落ち着いていて、ゆったり構えている様子。
テスト直前なのに、みんなが慌てて教科書を見ている横で、準備万端でイスに深く腰掛けてリラックスしているクラスの秀才。あの「余裕たっぷりな雰囲気」が「悠々としている」です。

8. 万歳三唱(ばんざいさんしょう): おめでたいことや、大成功したときに、みんなで声を揃えて「万歳(ばんざい)!」と3回叫ぶこと。
選挙で当選した政治家や、大会で優勝したチームが、両手を高く上げて「バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」とやっている、あの熱気あふれる儀式のことです。

<感想>
時代の壁や周囲の偏見を乗り越えた、力強くも温かい、非常に心に響く素晴らしいお話ですね。
読んだ後にじんわりと胸が熱くなるような感動を覚えました。

最初はあん摩の仕事に情熱を持てなかった竹内さんが、近所のおばさんを癒やし、心から感謝されて大きな西瓜(すいか)をもらったエピソードがとても素敵です。 「自分が人を喜ばせることができる」という実感が、自分の仕事への誇りに変わり、その後の猛勉強へとつながる。
「誰かの喜びが、自分の生きるエネルギーになる」という人間の本質的な美しさを感じました。

当時は視覚障害者向けの参考書がなく、高校生のボランティアに読んでもらった内容を自分で点字に打ち替えて勉強されたとのこと。
半年間その気の遠くなるような作業を続け、毎晩2時過ぎまで机に向かった執念には頭が下がります。
そして、そこまで彼を突き動かした原動力が「心配をかけてきた両親を何とか喜ばせたい」という純粋な親孝行の気持ちだったことに、胸が締め付けられます。

昭和30年代という、まだ障害への理解が薄く「世間体が悪い」と家に閉じ込めがちだった時代に、竹内さんのご両親は堂々と外へ連れ出し、自然の中で身体を鍛えさせました。 通りすがりの人の「罰が当たって目が潰れる」という本当に心ない言葉を、悠々として気に留めないフリをしたご両親の強さと、その裏にあったであろう葛藤、そして深い愛情には、深い敬意を抱かざるを得ません。

物語のクライマックスである岡山駅でのシーンは、当時の情景が目に浮かぶようで最も感動的でした。
普段はおとなしいお父様が、電車のベルと共に大声で叫んだ「竹内昌彦、万歳」の三唱。
それは単なる息子へのエールではなく、世間の冷たい目やあらゆる苦労を跳ね返し、「目の見えない我が子をここまで立派に育て上げ、国際舞台(パラリンピック)へ送り出すことができた」という、お父様自身の人生をかけた「勝利宣言」だったという結び。
この言葉の解釈の深さに、鳥肌が立つような感動を覚えました。

周囲の環境やハンディキャップを言い訳にせず、自らの努力と周囲への感謝で人生を切り開いた竹内さんの生き方、
そしてそれを毅然とした態度で支え続けたご両親の愛。
「親が子を信じる力」と「子が親を想う力」が合わさった時、これほどまでに強い壁を突き破ることができるのだと、改めて大切なことを教えてくれる名作だと感じます。

今夜も熱く激しく勉強三昧!

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ

自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る

もうひと踏ん張りして、結果を残す!

押忍

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