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【人間学の教科書】6月8日 あなたはどんな ”砂時計” を遺したいか

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格闘塾入魂通信   夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ

一念透徹すれば
天地も動く

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.

With strong determination,
anything is possible.

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自分に問え!

今日を熱く生きたか?

今日を本気で生きたか?

今日を圧倒的に生きたか?

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【 6月7日 あなたはどんな ”砂時計” を遺したいか 勝田茅生 】

<著者>
勝田茅生(かつた かやお)
日本ロゴセラピスト協会会長

<語彙>
1. アウシュビッツ収容所(しゅうようじょ)
「第二次世界大戦のとき、ドイツのナチスというグループが、ユダヤ人などの罪のない人々を無理やり閉じ込め、大量に命を奪った恐ろしい施設」です。
現在のポーランドという国にあります。ここでは、信じられないほど過酷な労働をさせられたり、食べ物を与えられなかったりして、多くの人が亡くなりました。歴史の教科書にも必ず出てくる、人類が絶対に忘れてはいけない負の歴史の場所です。

2. ロゴセラピー
「どんなにつらく苦しい状況であっても、人間は自分の人生に『生きる意味』を見つけることができる、という心理学の治療法・考え方」です。
心理学者のヴィクトール・フランクルという人が作りました。実はフランクル自身、さきほど紹介したアウシュビッツ収容所に閉じ込められながらも、生きる意味を見失わずに奇跡的に生き残った人物です。彼の「人間はどんなときも絶望せずに生きられる」というメッセージは、世界中で今もたくさんの人を救っています。

3. 死生観(しせいかん)
「人間にとって『生きること』と『死ぬこと』とはどういうものか、という自分なりの考え方や価値観」のことです。
普段の生活で「死」について考える機会は少ないかもしれませんが、「人はいつか死ぬからこそ、今をどう生きるべきか?」といった、人生の根本的なテーマに対する姿勢のことを指します。

4. 真摯(しんし):「まじめで、ひたむきで、物事にまっすぐ真剣に向き合う様子」です。
うわべだけで調子よく合わせるのではなく、心から誠実に対応するときに使います。
使い方の例:
失敗した原因に真摯に向き合い、反省する。
患者さんの悩みを真摯に聞くお医者さん。

5. 調達(ちょうたつ):「必要な物やお金を、工夫して集めてきたり、用意したりすること」です。
ただ買うだけでなく、「がんばってどこかから手に入れてくる」というニュアンスがあります。
使い方の例:
文化祭の劇で使う衣装を、みんなの家から調達した。
新しいお店を開くための資金(お金)を調達する。

6. 涙にむせぶ(なみだにむせぶ):「悲しみや感動があまりにも大きくて、息が詰まるほど激しく泣くこと」です。
「むせぶ」とは、お茶が変な気管に入って「ケホケホ」となる状態のこと。つまり、涙が溢れて喉が詰まり、うまく息ができないくらい号泣している様子を表します。

<感想>
『夜と霧』の著者として世界的に知られる精神科医、ヴィクトール・E・フランクルの生涯と、彼の思想を象徴する「砂時計」の比喩についてですね。フランクルは「過酷な運命に対して、人がいかに意味を見出し、それを未来へ遺していくか(生と死)」という、人間の尊厳の究極の形を突きつけてくる内容です。

1. 想像を絶する「生還後の絶望」
フランクルといえば「アウシュヴィッツ等の強制収容所から生還した奇跡の人」というイメージが強いですが、この文章は本当に残酷な試練は「帰郷した後に始まった」という事実に焦点を当てています。
命からがら故郷ウィーンに戻った彼を待っていたのは、母はガス室、兄もアウシュヴィッツで死亡、そして最愛の妻の死という、あまりにも凄惨な現実でした。
「収容所に送られた家族の中でなぜ自分一人が生き残ったのか、その意味を見出せずに悩みました」
「生き残った喜び」など微塵もなく、むしろ「なぜ自分だけが?」という深いサバイバーズ・ギルト(生存者の罪悪感)に苛まれるフランクルの姿は、胸が締め付けられるほどリアルで痛ましいです。

2. 絶望の底で立ち上がる「使命」と、支えた友情
その暗闇から彼を救い出したのが、「ロゴセラピー(意味を軸にした治療)」の構想を本にして発表するという、残された唯一の使命でした。 そして何より、彼の苦しみを知る友人たちが、口述筆記を頼み、当時は貴重だったタイプライターをどこからか調達してフランクルの背中を押したというエピソード。ここに人間の持つ最高の温かみを感じます。
そうして1945年に生まれたのが、のちの名著『医師によるメンタルケア(邦題:愛と死)』でした。彼を救ったのは時間ではなく、「まだ自分には果たすべき仕事がある」という使命感と、友人の愛だったのですね。

3. 「砂時計」が教えてくれる、過去の永遠性
このページのタイトルにもなっている「砂時計」の比喩は、私たちの死生観を180度変えてくれるほど強烈で、美しい視点です。
私たちは普通、「過去は過ぎ去って消えていくもの、未来こそが価値あるもの」と考えがちです。しかしフランクルはこう言います。
砂時計の上の膨らみにある「未来」から、中央のくびれを通って、たった一つの選択が「現在」として下に落ちる。
下に落ちて溜まった砂(=過去)は、決して消え去ることはない。すべてそのままで「保存」される。

「その人がどんな人生を過去に遺したか、それはたとえ亡くなったとしても永久に残って、それを見る人に影響を及ぼすのです」
どんなに目立たない、他労働に追われただけのように思える一生であっても、その生き方を見て誰かが何かを学ぶならば、それはすでに「立派な砂時計を遺したことになる」。

この言葉には、収容所で理不尽に命を奪われていった何百万という人々に対する、フランクルの最大級の鎮魂と敬意が込められていると感じます。「彼らの死は無駄ではなかった。彼らの生きた姿勢は、過去という名の倉庫に永遠に美しく保存されているのだ」と。

92歳で亡くなるまで世界中で精力的に講演を続けたフランクルのバイタリティは、20代の看護師(のちの妻・エリー)との運命的な出会いも含め、彼自身が「人生の意味」を最後まで信じ、愛し抜いた証拠そのものです。

最後に書かれている一文が、読者である私たちに鋭く問いかけてきます。
「人生では常に、未来から意味の要請がやってきます。それを受け止めて実践するかどうかは、私たちの手にかかっています」
「私の人生にどんな意味があるのか」と問うのではなく、「人生の側から、お前は今どう生きるのかと問われている」。

今日この記事を読んだことで、自分の砂時計の下にどんな砂(過去)を積み上げていきたいか、一歩立ち止まって深く考えさせられる素晴らしい読書体験になりました。

今夜も熱く激しく勉強三昧!

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ

自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る

もうひと踏ん張りして、結果を残す!

押忍

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