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【人間学の教科書】5月27日 教えてやることは身につかない

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格闘塾入魂通信   夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ

一念透徹すれば
天地も動く

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.

With strong determination,
anything is possible.

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自分に問え!

今日を熱く生きたか?

今日を本気で生きたか?

今日を圧倒的に生きたか?

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【 5月27日 教えてやることは身につかない 小川三夫 】

<著者>
小川三夫(おがわ みつお)
鵤工舎代表

<語彙>
1. 弟子入り(でしいり)
プロの職人や、伝統芸能、武道などのプロの先生(師匠)にお願いして、自分の先生になってもらい、その人のもとで技術を学ばせてもらうことです。

2. 器用(きよう)
手先を細かく動かすのが上手だったり、物事を要領よく(コツをすぐ掴んで)上手にこなせたりすることです。

3. 傑出(けっしゅつ)
周りの人たちと比べて、能力や才能が「ズバ抜けて」優れていることです。

4. 未熟(みじゅく)
まだ経験や練習が足りなくて、技術や心が一人前になっていない(発展途上の)状態のことです。もともとは「果物がまだ熟していなくて酸っぱい」という意味から来ています。

<感想>
鵤工舎(いかるがこうしゃ)の代表であり宮大工の小川三夫氏による「教えてやることは身につかない」です。
教育・人材育成の本質に鋭く切り込んだ内容です。
こちらも非常に深い気づきがありました。

親が「うちの子は手先が器用だから職人に向いている」と連れてくる子は、実は職人の世界ではあまり評価されない、という指摘から始まります。

頭の中が器用な人(何でも一通りこなせる人): 自分の器用さに溺れて、芯が固まらないうちに辞めてしまうことが多い。
不器用の一心を持った子          : 愚直に、一心不乱に一つのことに打ち込めるため、最終的に見込みがある。

「器用だから優れている」のではなく、むしろ不器用だからこそ生まれる「執念」や「一途さ」こそが、
厳しい職人の世界を生き抜く強力な武器になるという逆説は、現代のキャリア論にも深く刺さる言葉です。

そして、小川氏は、弟子が入ってきても最初は何も教えず、掃除や片付けだけをさせ、ただじっと待つと言います。
学校の勉強のように「手取り足取り教える」のではなく、先輩が綺麗な柱を削っている姿をすぐ隣で見せ続ける。
そして、弟子の心の中に「削りたい、削りたい、あんな風になりたい」という強烈な飢餓感、
すなわち「主体性」が極限まで高まるのを待つのです。

この「飢餓感をデザインする」ことこそ、現代の至れり尽くせりな教育に最も欠けている視点ではないでしょうか。

ここがこの文章の中で最も痺れるポイントでした。
弟子が「本当に削りたい!」と思った瞬間に、小川氏はあえて「自分が持っている一番いい鉋(かんな)」を貸すと言います。

最初から「鉋とはこういうものだ」と理屈を教えたら、絶対に削れない。苦痛でしかなくなってしまう。
しかし、最高に切れる至高の道具を貸してやると、驚くほど嬉しそうに、まるで人が変わったように夢中で削り始める。

道具の凄さによって「削る快感」を先に身体に覚え込ませる。
すると、弟子はその夜から、自分で必死になって刃物の研ぎ方を研究し始める(=自走し始める)というのです。

素晴らしい教育のハックであり、職人の粋な優しさを感じます。

最後の結びの一節は、効率主義が叫ばれる現代社会への強い警鐘になっています。
「教えてやれば三十分で終わるようなことを、教えなかったら二日も三日もかかるんですよ。
しかしその無駄を一人前でない時に、いっぱいさせなきゃダメなんですよ。」

効率だけを求めれば、マニュアルを渡して30分で教えるのが正解かもしれません。
しかし、それでは「知識」にはなっても、本質的な「身につく技術(血肉)」にはならない。
右往左往し、失敗し、どうすればいいかを悩み抜く「一見、無駄に見える時間」の中にこそ、本当の学びと成長が詰まっているということです。

今週の文章は、すべて「人間の『内発的動機(内側から湧き出るやる気や覚悟)』をどうやって引き出すか」という共通のテーマで繋がっているように感じます。
手取り足取り教える「親切」は、時として相手から「自分で掴み取る喜び」や「飢餓感」を奪う「不親切」になり得る。
あえて教えず、最高の背中(と最高の道具)を見せて、本人が「やりたい!」と爆発するのをじっと待つ。

この小川氏の育成論は、子育て、部下の育成、あるいは自分自身の学び直しの姿勢としても、非常に深く、重みのある教えでした。

教育に効率を持ち込んだ時点で、人間を作るのではなく、知識のみを伝える教育モドキになるんだろうなぁ
それが今の日本を如実に表していると感じました。

今夜も熱く激しく勉強三昧!

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ

自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る

もうひと踏ん張りして、結果を残す!

押忍

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