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10月31日朝刊:「自分への冒涜」

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格闘塾入魂通信
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今日も
いいこと言って
いいことして
いいこと思って
いい人になろう

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

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【自分が源泉】の土曜日!

自分が源泉とは、
目の前に起きた問題を
全て自分のせいだとする考え方。

自分で作り出した問題なら、
自分で解決できる。
この考え方を身につけると、
全ての主導権を手に入れられる

みんなが嫌がる時に、
「私の出番だ!」と引き受けられる
かっこいい生き方をする人になる

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At least once in your life, see the Grand Teton Mountains from the back of a horse

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【 自分への冒涜 】

冒涜(ぼうとく)=神聖なものの権威を汚し、傷つけること

過去を振り返った時、痛恨の出来事として
いつも思い出されるのは、
あの日闘わずして、自ら逃げた自分自身の惨めな姿

俺は生まれてずっと要領が良かった。
高校生になり、始めた空手もさほど熱心に稽古しなくても上達していった。
同じ時に空手を始めた松浦は、不器用なヤツだった。
突きでも蹴りでも俺はすぐにサマになるのに、松浦は時間がかかった。
必然的に俺は稽古で手を抜いていた。
しかし、松浦は自分の不器用さを自覚していて、一人稽古に明け暮れていた。

そんな時、昇段試験があった。
憧れの黒帯を手にするには、基本の技や型の披露、
最後に十人組手をやり、十人と戦い、勝たなければならなかった。
九人目までは順調だった。

最後の十人目、なんと相手は松浦だった。
いつもニコニコしている松浦の目は笑っていなかった。
「俺はこいつには負けるわけがない」という根拠のない自信だけがあった。

しかし、ヤツの突きは重く内臓に響いた。
ヤツの蹴りは的確に俺の急所にヒットした。

「こいつ、強くなったな!ヤバイな!」と思ったとき、
ヤツの上段回し蹴りが俺の顎を捕らえ、俺は一本負けをした。
その昇段試験では、松浦が晴れて初段に合格。

俺は落ちた。

試合後、俺はトイレの個室に入り、タオルを噛み、一人泣いた。

今まで空手を舐めていたこと。
中途半端にしか稽古をしてこなかったこと
これが悔しく悔しくて、涙は止まらなかった。
自分が情けなかった。

「中途半端はブザマでしかなく、もの凄く格好悪い」ということを身をもって知った。

翌日から、俺は、稽古好きの松浦が驚くほど、稽古を重ねた。
その結果、次の昇段試験では、俺も黒帯の仲間入りができた。

自分の持っている力を出し切らないのは、自分自身への冒涜

大切なのは、頭の良さや要領の良さなんかではなく、
全力で、やり抜くこと

自分が決めたら、
言い訳せずに、妥協せずに、続けること

自信とは、何かをやり抜いた時に出てくるものだし
自信とは、自分との約束を守った量のこと

カッコイイ自分でいるために、
ブザマな自分を認めるな!

そのためには、自分で決めたことを
淡々と涼しい顔で、やり抜くことだ!

滾るぜ!

押忍

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

『キミの未来は今日作られる』

信じるに足る自分を作り上げるには、
自分で決めたことを非妥協でやり抜くことだ

だから、今日という日を
熱く明るく元気に笑顔で、
人に温かく生き切ろう!

生き切るとはふたつ

目の前の人を一生懸命に喜ばす
目の前の事を一生懸命にやり切る

さぁ、いこう!

「ポン!」(肩を叩いた音)

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