【人間学の教科書】 10月25日 悲運の生涯から生まれた小林一茶の俳句
==========
格闘塾入魂通信 夕刊
==========
汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ
一念透徹すれば
天地も動く
(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)
Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.
With strong determination,
anything is possible.
=========
自分に問え!
今日を熱く生きたか?
今日を本気で生きたか?
今日を圧倒的に生きたか?
=========
【一日一話、読めば心が熱くなる365人の人間学の教科書】(https://amzn.to/4qeK8ZY)
【 10月25日 悲運の生涯から生まれた小林一茶の俳句 齋藤孝 】
<著者>
齋藤孝(さいとう たかし)
明治大学文学部教授
<語彙>
1. 天然痘(てんねんとう)
高熱と全身にできる発疹(おでき)が特徴で、昔の世界中で何億人もの命を奪った非常に強い感染症です。
歴史の授業(奈良時代の大流行など)でも出てきます。かかると命を落とすか、治っても顔や体に痕(あばた)が残る恐ろしい病気でした。しかし、人類がワクチンを開発して戦い続け、1980年に「地球上から完全に消滅(根絶)させた」唯一の感染症としても有名です。
2. 年を跨ぐ(としをまたぐ)
大晦日から元旦へと年を越すこと。また、仕事や計画などが今年中には終わらず、次の年にまで持ち越されることです。
「跨ぐ(またぐ)」は足を大きく広げて障害物や境目を越える動作です。「カウントダウンイベントで年を跨ぐ」という使い方や、「この道路工事は長引いて年を跨ぐことになりそうだ」のように使います。
3. 還暦(かんれき)
満60歳(数え年で61歳)を迎えた長寿のお祝いのことです。
十干(甲・乙・丙…)と十二支(子・丑・寅…)を組み合わせた「干支(えと)」は、ちょうど60年で1周して元の組み合わせに戻ります。暦が「還る(もどる)」ことから、「もう一度赤ちゃんに戻って新しく生き直す」という意味を込めて、赤いちゃんちゃんこを着てお祝いします。
4. 天涯孤独(てんがいこどく)
家族や親戚などの身寄りが誰一人としておらず、この広い世界に自分たった一人きりである状態のことです。
「天涯(てんがい)」とは「空の果て・世界の果て」という意味です。空の果てまで見渡しても頼れる人が誰もいないほどの深い孤独を表し、「事故で家族を失い、天涯孤独の身となった」のように物語などで使われます。
5. 得も言われぬ(えもいわれぬ)
言葉ではうまく言い表せないほど素晴らしい、あるいは言葉にできないほど何とも不思議な様子です。
「得も〜ず」で「〜できない」という意味の古い言葉です。「言葉で言うことができない」という意味ですが、基本的には良いことに使います。「山頂から眺めた得も言われぬ美しい朝焼け」「焼きたてパンの得も言われぬ良い香り」のように表現します。
6. 悲愁(ひしゅう)
胸が締め付けられるような、深いため息の出る悲しみや憂い(思い悩み)のことです。
「悲しい」に「愁い(うれい=思い悩む)」が合体した言葉です。ワーッと大声で泣くというよりは、心の中に冷たく重い悲しみがずっしりとたまっている感覚です。「戦争の傷跡を見て悲愁に沈む」「悲愁を帯びたメロディ」のように使います。
7. 母屋(おもや)
同じ敷地の中にいくつか建物がある中で、家族が普段生活の中心にしている「一番メインの大きな建物」のことです。
昔ながらの広いお家を想像してください。寝泊まりする小さな「離れ(はなれ)」や、道具をしまう「納屋(なや)」、大事な物を守る「蔵(くら)」などがある中で、台所や居間があって家族みんなが集まるメインハウスを「母屋」と呼びます。
8. 懐胎(かいたい)
女性のお腹の中に赤ちゃんが宿ること(妊娠すること)です。また比喩として、新しい思想や大きな計画が心の中に芽生えることにも使われます。
「懐(ふところ・胸やお腹)」に「胎(胎児)」を抱えるという意味です。日常会話というよりは小説や歴史の文章で「新しい命を懐胎した」と硬い表現として使われます。
9. 胆力(たんりょく)
どんなピンチや恐ろしい事態に直面しても、慌てずビビらずにいられる「強い度胸や気力」のことです。
「肝(きも)が据わっている」と同じ感覚です。昔は内臓の「肝臓や胆のう(胆)」に勇気が宿ると考えられていました。試合の土壇場でプレッシャーに押しつぶされず、堂々とファインプレーを決めるような人の度胸を「並外れた胆力がある」と言います。
10. 愁い(うれい)
将来のことを心配して心が晴れず、沈んで悲しんでいる状態のことです。
窓の外を見つめながら「はぁ……」とため息をついているような、切なく暗い気持ちです。「愁いを帯びた瞳(どこか悲しげで影のある目)」や、「国の将来を愁う(心配して心を痛める)」のように使います。
11. 仮託(かたく)
自分の本当の気持ちや言いたい主張を直接言わず、別の物事や昔話、架空の人物などに「当てつけて(こと寄せて)」表現することです。
直接「人間はずるい!」と言うと角が立つので、イソップ童話のようにキツネやカラスの物語に「人間の愚かさ」を託して教訓を伝えるようなやり方です。「神話の物語に仮託して、現代社会への不満を描いた」のように使います。
12. 投影(とうえい)
光を当ててスクリーンなどに影や映像を映し出すこと。自分の心の中の感情や性格、ある物事の姿が、別のものの上に映し出されて表れること。
教室のプロジェクターで壁にスライドを映すのが物理的な投影です。
国語や心理学では「心の映し鏡」として使います。「小説の主人公の孤独には、作者自身の人生が投影されている(作者の心が主人公に映り込んでいる)」のように表現します。
<感想>
齋藤孝氏「悲運の生涯から生まれた小林一茶の俳句」
愛する我が子や妻を次々と失うという過酷すぎる悲運に見舞われながらも、俳句を通して絶望を客観視し、心を強く保ち続けた小林一茶の凄絶な生き様に深く胸を打たれました。
52歳でようやく授かった我が子を次々と病気や事故で失い、さらには連添った妻や生家までも火事で失うという、言葉を失うほどの過酷な運命に直面した一茶の生涯に強く胸を締め付けられます。
61歳にして天涯孤独の身となりながらも命を諦めず、その悲しみの渦中で句を詠み続けた姿には、人間の精神の限界を超えた生命力を感じて深く感動しました。
いくら胸の内に強い悲しみや葛藤が渦巻いていても、それを「五七五の制限」の中に収めなければならないという俳句の営みが、現実と心理的な距離を生み出すという解説は非常に勉強になります。「言葉に当てはめ、表現すること」で自分の感情を客観視し、心を楽にするというプロセスは、現代のメンタルヘルスや自己対話の面でも大きなヒントになると感じました。
大火事で身を寄せた土蔵が蚤(のみ)だらけだった際に、「やけ土の ほかりほかりや 蚤さはぐ」と、どこか楽しげにすら感じられる句を詠んだ一茶のたくましさ(軽みのある胆力)には感服させられます。
悲愁に直面しても腐ることなく、客観的な視点とユーモアを持って過酷な現状を受け入れ、前に進もうとした一茶の心の強さに大きな感銘を受けました。
今夜も熱く激しく勉強三昧!
当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!
凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ
自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る
もうひと踏ん張りして、結果を残す!
押忍
==========
人生学習塾「格闘塾ファイトクラブ」のHPです
https://kakutojuku.com
Xはこちらです
https://x.com/superggdoya
Instagramはこちらです
https://www.instagram.com/kakutojuku/
Noteはこちらです
https://note.com/kakutojuku/
Amebloはこちらです
https://ameblo.jp/gashodo
Threadsはこちらです
https://www.threads.com/@kakutojuku/
==========
1)講演依頼(PTA向け、中高生向け、一般向けなど実績多数)
2)入塾の問い合わせ(中高生向け、英語専門、大人向けがあります)
詳細はお問い合わせください
全てのお問い合わせなどは、
kakutojuku@gmail.com
までお願いします
=========