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【人間学の教科書】 10月24日 遂げずばやまじ

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格闘塾入魂通信   夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ

一念透徹すれば
天地も動く

(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)

Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.

With strong determination,
anything is possible.

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自分に問え!

今日を熱く生きたか?

今日を本気で生きたか?

今日を圧倒的に生きたか?

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【 10月24日 遂げずばやまじ 相馬美貴子 】

<著者>
相馬美貴子(そうま みきこ)
一関市博物館主幹

<語彙>
1. 解体新書(かいたいしんしょ)
江戸時代に、杉田玄白(すぎた げんぱく)や前野良沢(まえの りょうたく)たちが、オランダの人体解剖書『ターヘル・アナトミア』を日本語に翻訳して出版した医学書です。
歴史の授業で必ず習う本です。当時はオランダ語の辞書すらまともにない時代でした。「鼻とは顔の中で盛り上がった部分である」といった一文を訳すだけでも何日も頭を抱え、苦労の末に日本で初めて本格的な西洋の人体図鑑を完成させました。

2. 相まって(あいまって)
2つ以上の要素やお互いの条件が重なり合って、いっそう効果が強くなったり、新しい結果を生み出したりすることです。
「AとBが合体してさらにすごくなる(または悪化する)」という感覚です。「本人の並外れた努力と、家族のサポートが相まって、見事合格を勝ち取った」「大雨と強風が相まって、前が見えないほどの嵐になった」のように使います。

3. 改訂(かいてい)
一度作った本や辞書、法律、ルールなどの内容を見直して、誤りを直したり新しい情報を加えたりして直すことです。
教科書の一番後ろに「改訂版」と書かれているのを見たことがあるはずです。時代遅れになったデータを新しくしたり、分かりにくかった説明を書き直してバージョンアップさせることを「教科書を改訂する」と言います。

4. 蘭学(らんがく)
江戸時代の鎖国中、唯一貿易が許されていたヨーロッパの国「オランダ(阿蘭陀)」の言葉を通して学んだ、西洋の医学・天文・科学・地理などの学問全般のことです。
オランダの「蘭」の字を取って「蘭学」と呼びます。鎖国で海外の情報が入ってこない中、オランダから伝わる進んだ科学や医療技術は、当時の日本の学者たちにとって目からウロコが落ちる最先端の知の宝庫でした。

5. 趣を変える(おもむきをかえる)
それまでの雰囲気や様子、味わい、やり方などをガラリと変化させることです。
「趣(おもむき)」とは独特の味わいやムードのことです。「前半は笑えるコメディ劇だったが、後半はシリアスなサスペンスへと趣を変えた」「いつもの勉強会とは趣を変えて、今日はクイズ形式で楽しもう」のように、場の空気が一段階シフトする場面で使います。

6. 儒学(じゅがく)
古代中国の孔子(こうし)が始めた教えで、礼儀正しさ、親孝行、目上の人を敬う心、秩序を守ることを一番大切にする学問(儒教)のことです。
江戸幕府が「身分や上下関係をしっかり守らせて、国を平和に治めるのに都合が良い」として、武士たちに公式に学ばせました(朱子学など)。「人としてどう正しく生きるか」「どうやって社会の秩序を保つか」を説いた道徳と政治の基本ルールです。

7. 国学(こくがく)
江戸時代中期に生まれた学問で、外国(中国の儒学やインドの仏教など)の考え方に頼るのをやめ、『古事記』『日本書紀』『万葉集』などの古い本を研究して「日本人が昔から持っていた本来の純粋な心」を明らかにしようとした学問です。
本居宣長(もとおり のりなが)という学者が有名です。「外から入ってきた難しい理屈を全部取っ払ったら、昔の日本人はどんな豊かな心や感性を持っていたんだろう?」と、日本のルーツをとことん探究した研究です。

8. 異端視する(いたんしする)
社会やグループの大半が信じている「当たり前・常識・正統な教え」から外れている人や意見を、「あいつは間違っている」「危ない考えだ」と仲間外れや危険人物のように見ることです。
昔、みんなが「地球の周りを太陽が回っている(天動説)」と信じていた時代に、「いや、地球が回っている(地動説)」と言い出したガリレオが裁判にかけられたような状況です。「新しすぎるアイディアを出したせいで、周囲から異端視されて孤立した」のように使います。

9. 娶る(めとる)
女性を自分の「妻」として迎える、お嫁さんにもらうことです。
男性側を主語にして「結婚する」という意味で使われる、少し昔風の硬い言葉です。「め(女)をとる(取る)」が縮まった言葉で、歴史小説や時代劇などで「名家の娘を妻に娶る」のように登場します。

<感想>
相馬美貴子氏「遂げずばやまじ」
大槻玄沢が杉田玄白から託された『解体新書』の改訂作業(『重訂解体新書』)に36年という膨大な歳月を費やし、幾多の悲劇や苦難を乗り越えて完成させた執念と覚悟に深く胸を打たれました。

玄沢は、単に『解体新書』を翻訳・改訂するだけでなく、原著の内容を深く理解するために他の書物で調べ上げ、脚注(補足説明)を加えるなど徹底的な推敲を重ねました。ただ訳すだけでなく「鎖骨」などの新しい言葉を生み出す(発明する)までに至ったその妥協のない姿勢は、仕事や学問において本質を追及することの重要性を教えてくれます。

完成に至るまでの36年間、自宅は4度も焼失し、最初の妻を35歳で、その後娶った後妻も2人先立たれるという絶望的な苦難に見舞われました。それほどの悲しみや逆境の中にありながら、「一度決めたことは何があっても成し遂げる」という「遂げずばやまじの精神」を貫き通した玄沢の不屈の魂と強い執念には、言葉を失うほどの感動を覚えます。

杉田玄白からの「改訂」という託されたバトンを重く受け止め、玄沢は玄白の死後も校訂を重ねて10年かけて完成させました。『重訂解体新書』の附言に「これは先師の志を継いだ仕事であった」と記し、自宅に玄白の肖像画を向き合うように掲げていたエピソードからは、師への深い敬意と恩送りの精神が伝わってきます。自分の代だけで終わらせず、学問を後世に遺した誇り高き姿に深く感銘を受けました。

「遂げずばやまじ」・・・いい言葉ですね

今夜も熱く激しく勉強三昧!

当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!

凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ

自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る

もうひと踏ん張りして、結果を残す!

押忍

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