１０月２５日朝刊：「聖人の思い出」

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格闘塾入魂通信
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今日も
いいこと言って
いいことして
いいこと思って
いい人になろう

（三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉）

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【烈生美死】（れっせいびし）の日曜日！

烈生美死とは、私の造語で、
烈しく生きなければ
美しく死ねない
の思いを込めた言葉

破天荒に奇天烈に、烈しく生きることが
死ぬときに、後悔なく、笑顔で、美しく死ねる生き方

今日を、熱く生きる
今日を、本気で生きる
今日を、圧倒的に生きる

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【　聖人の思い出　】

以前、格闘塾を大阪でやっていた頃、不思議と母子家庭のお子さんが
多く通塾してくれていました。

ある日、「どやさん、こんな手紙を、おかんからもらった」と、
中３になるシゲルが見せてくれました。

シゲルは、何でも面倒臭がるヤツで、部活のバレーボール以外は、
「面倒クセェ～」としません。
ですから、成績もヤバい状態でした。

数日前に、学校でタバコを吸い、厳重注意をもらって、
お母さんが塾に相談に来られたのです。

「まともになってもらうにはどうすればいいのでしょうか？
うちは母子家庭だから、カミナリ親父のような存在が必要なんでしょうか？」

私はこう答えました。
「母子家庭のお母さんは皆さん、家には父親がいないから・・・
っておっしゃいますが、関係無いですね。
お子さんは、自分の魂の修行のために、
お母さんを選んで生まれてきています。
だから、彼も修行なんです。

ガミガミ言っても聞きませんよ。
ガミガミに慣れているはずです。

こんな時は、北風と太陽です。
北風を吹かせてきましたから、太陽になってください。」

シゲルが見せてくれた手紙には、こうありました。

「シゲル、お母さんは、お母さんのやるべき事を楽しんで一生懸命にします。
一生懸命に働いて、シゲルが進学したい高校に行かせてあげるために、頑張ります。
だから、あなたはあなたのやるべきことを一生懸命にやってください。
私はあなたを信じているからね。
だって、あなたは私の命に代えても惜しくない大切な宝物だから」

シゲルが変わったのは、それからです。
徐々に勉強するようになり、
ヤバイ成績も、ホドホドの成績になり、
彼の第一志望高に合格して行きました。

そんなシゲルからの年賀状には、
「今年二十歳です。聖人になりました！」
とありました。

いつの間にセイントやねん・・・とツッコミ！
漢字をもっと鍛えてあげれば良かったなぁ・・・と反省！

信じること、大切ですね。
信じて、信じ続けること、大切ですね

今日も熱く熱く熱く！

押忍！

当然、
熱くやる！
本気でやる！
圧倒的にやる！

『キミの未来は今日作られる』

信じるに足る自分を作り上げるには、
自分で決めたことを非妥協でやり抜くことだ

だから、今日という日を
熱く明るく元気に笑顔で、
人に温かく生き切ろう！

生き切るとはふたつ

目の前の人を一生懸命に喜ばす
目の前の事を一生懸命にやり切る

さぁ、いこう！

「ポン！」（肩を叩いた音）

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