【人間学の教科書】7月24日 「火箸の風鈴」はかくて生まれた
==========
格闘塾入魂通信 夕刊
==========
汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ
一念透徹すれば
天地も動く
(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)
Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.
With strong determination,
anything is possible.
=========
自分に問え!
今日を熱く生きたか?
今日を本気で生きたか?
今日を圧倒的に生きたか?
=========
【一日一話、読めば心が熱くなる365人の人間学の教科書】(https://amzn.to/4qeK8ZY)
【 7月24日 「火箸の風鈴」はかくて生まれた 明珍宗理 】
<著者>
明珍宗理(みょうちん むねみち)
明珍本舗第五十二代当主
<語彙>
1. 甲冑(かっちゅう):昔の武士や騎士が戦うときに身につけた、よろい(甲)とかぶと(冑)。
戦国武将やヨーロッパの騎士が、刀・矢・鉄砲などの攻撃から身を守るために着ていた、鉄や革で作られた「戦闘用の防具セット」のことです。
2. 禄(ろく):昔、主君(将軍や大名など)から家臣(部下)に、お給料として与えられたお米やお金。
歴史の授業に出てくる、武士の「お給料」や「ボーナス」のことです。当時はお金の代わりにお米(石高:こくだか)で支給されることが多かったため、「禄をもらう」はお米をもらうことを意味しました。
「戦(いくさ)で手柄を立てて、殿様からたくさんの禄を授かった」
3. 余技(よぎ):本業(メインの仕事や勉強)の合間に、趣味や気晴らしとして行う特技や芸のこと。
「プロではないけれど、趣味の枠を超えてめちゃくちゃ上手なサブスキル」のことです。
4. 思案する(しあんする):あれこれと頭を働かせて、じっくり考えること。
「どうすればいいかなぁ」と、解決策やアイデアを深く悩んだり考えたりする様子です。ただぼんやり考えるのではなく、「真剣に考えをめぐらせる」ときに使います。
5. 座して滅んでいく(ざしてほろんでいく):何もしないでじっと座ったまま、ただ滅びたり、ダメになっていったりすること。
「ヤバい状況だと分かっているのに、何の対策も打たずに、ただ失敗や全滅を待つだけ」という、絶望的な状態をドラマチックに言った表現です。
6. 命の化身(いのちのけしん):「命」そのものが、人間の姿や目に見える形になって現れたような存在。
目に見えないはずの「生命のエネルギー」や「生きようとする力」が、ぎゅっと集まって形になったような、ものすごいパワーや神々しさを感じる人や生き物のことです。
<感想>
平安時代から52代、850年近く続く兵庫県姫路市の名門・明珍(みょうちん)家の当主、明珍宗理氏による「伝統の継承と革新」のドラマですね。
時代の変化という強大な荒波に何度も呑まれかけながらも、伝統の「核心」を守り抜き、現代に息づく「火箸風鈴」を生み出すまでの凄まじい軌跡に深く感銘を受けました。
明治維新による武家社会の崩壊(甲冑の需要消滅)、太平洋戦争時の鉄類供出、そして戦後の石油・ガスストーブの普及による火鉢(火箸)の衰退。明珍家の歴史は、まさに日本の歴史の転換期と連動した「存続の危機」の連続です。
特筆すべきは、危機に直面するたびに、甲冑から火箸、そして風鈴へと、時代に合わせて形を柔軟に変えてきた変革力です。
「伝統とは、形をそのまま守ることではなく、培った技術の本質を次の時代へ翻訳し続けることだ」という強い教訓を与えられます。
生活様式の変化で火箸が売れなくなった時、著者が着目したのが「鉄と鉄がぶつかり合って発する妙なる響き」でした。
実は明珍家のはじまり(平安時代)において、近衛天皇から「音響朗々として玉の如し」と称賛されたことが「明珍」という姓の由来です。
つまり、火箸風鈴の発明は、単なる思いつきの苦肉の策ではなく、「自らの家系の原点である『音の美しさ』への回帰」であったという事実に、運命的な美しさを感じます。売れる保証もない中、「座して滅びるよりは」と2年間泥臭く苦闘し続けた執念が生んだ、まさに命の化身です。
結びの部分にある、かつて家の土地や財産を売ってしまった父親に対する感謝の言葉が非常に深く、胸に刺さりました。
摂氏50度を超える過酷な仕事場で、朝から晩まで真っ赤な鉄を叩き続ける職人の世界。
著者は「下手に財産でもあれば、たちまちこの辛い仕事から逃げ出していただろう」と振り返ります。
「退路が断たれていた(守るべき財産がなかった)からこそ、技を磨き、伝統を守るしかなかった」という逆転の発想は、逆境や持たざる境遇をこれ以上ない強みに変える、究極のポジティブな哲学だと感じます。
財産がないという逆境を「伝統を繋ぐ唯一の原動力」へと昇華させ、風鈴という新たな命を吹き込んだ職人。
目の前の過酷な現実を呪うのではなく、自分の内面の視点をガラリと変えることで、進むべき新しい光(道)を見出しています。
一貫して流れる「人間の精神のタフさと美しさ」に、改めて深い敬意と感動を覚えました。
今夜も熱く激しく勉強三昧!
当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!
凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ
自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る
もうひと踏ん張りして、結果を残す!
押忍
==========
人生学習塾「格闘塾ファイトクラブ」のHPです
https://kakutojuku.com
Xはこちらです
https://x.com/kakutojuku
Instagramはこちらです
https://www.instagram.com/kakutojuku/
Noteはこちらです
https://note.com/kakutojuku/
Amebloはこちらです
https://ameblo.jp/gashodo
Threadsはこちらです
https://www.threads.com/@kakutojuku/
==========
Standfmを使って、「ラジオ版格闘塾入魂通信」を放送しています
放送は、2週間に一度ほどです。
https://stand.fm/channels/5f58a2c9f04555115d8445b1
視聴者さんからの質問に答えたり、世の中のことに対して、好き放題話しています。
良かったら、聞いてみてください
==========
1)講演依頼(PTA向け、中高生向け、一般向けなど実績多数)
2)入塾の問い合わせ(中高生向け、英語専門、大人向けがあります)
詳細はお問い合わせください
全てのお問い合わせなどは、
kakutojuku@gmail.com
までお願いします
=========