【人間学の教科書】 7月2日 松下幸之助の指導法
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格闘塾入魂通信 夕刊
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汝の思いを清めよ
汝の願いを高めよ
汝の祈りを深めよ
一念透徹すれば
天地も動く
(三重県伊勢市「修養団」中山靖雄先生のお言葉)
Make your mind clear.
Lift up your hopes.
Make your prayers heartfelt.
With strong determination,
anything is possible.
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自分に問え!
今日を熱く生きたか?
今日を本気で生きたか?
今日を圧倒的に生きたか?
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【 7月2日 松下幸之助の指導法 平田雅彦 】
<著者>
平田雅彦(ひらた まさひこ)
企業社会責任フォーラム理事
<語彙>
1. 松下幸之助(まつした こうのすけ): 日本を代表する、ものすごい実業家の名前。「経営の神様」と呼ばれているよ。
みんなの家にもきっとある、家電メーカーの「パナソニック(Panasonic)」を作った人だよ。最初は小さなお店からスタートして、世界的な大企業に育て上げたんだ。ただビジネスが上手なだけでなく、苦しいときも諦めない心の持ち方など、たくさんの素晴らしい名言を残しているよ。
2. 露呈(ろてい): 隠れていた悪いところや、秘密、弱点が表に出てしまうこと。
「テスト前に全然勉強していなかったせいで、本番で準備不足が露呈した(バレてしまった)」という風に使うよ。隠そうとしていたボロが出てしまう、というニュアンスだね。
3. 生粋(きっすい): まじりけが全くないこと。生まれつき、ずっとそれ一筋な様子。
「彼は生粋のサッカー少年だ」と言ったら、小さい頃から今まで、他のスポーツには目もくれずサッカーだけを純粋に愛し、続けてきたという意味になるよ。
4. お点前拝見(おてまえはいけん): 本来は「茶道(お茶の席)で、お茶を点てる作法を見せてもらうこと」。
普段の会話では、少し冗談まじりに「君の実力(腕前)を見せてもらおうか!」という意味で使われるよ。ゲームがめちゃくちゃ上手い友達がプレイするときに、「さあ、お点前拝見といこうか」なんて言うと、ちょっと通(つう)な感じがするよね。
5. 披瀝(ひれき): 自分の心の中にある本音や、熱い思いを隠さずにさらけ出すこと。
「披露(ひろう)」と似ているけれど、「披瀝」はもっと心の内側にある深い思いを伝えるときに使うよ。「学級会で、クラスを良くするための持論を披瀝した(熱く語った)」という風に使うんだ。
6. 力量(りきりょう): 物事をやり遂げるための、実力や能力のこと。
単なる筋肉の力(腕力)ではなく、頭の良さやリーダーシップも含めた「トータルの実力」のこと。「ピンチのときにチームをまとめあげる、キャプテンとしての力量が試される」という風に使われるよ。
7. 目から火が出るくらい(めからひがでるくらい)1)頭や顔を強くぶつけて激痛が走ったとき、2)もの凄く恥ずかしい思いをしたとき、の表現。
1)「廊下の角で友達と激突して、目から火が出るくらい痛かった!」
2)「みんなの前で盛大に言い間違えをして、目から火が出るくらい恥ずかしかった!」
どちらも、頭にパッと衝撃が走るような激しい状態を表しているよ。
8. 慢心(まんしん): 自分の実力にうぬぼれて、油断したり、おごり高ぶったりすること。
「前のテストで1位を取ったからって、慢心して勉強をサボっていたら、次のテストで大爆死した」というような状態のこと。調子に乗って油断すると、足元をすくわれちゃうから気をつけようね、というときによく使われる言葉だよ。
<感想>
「経営の神様」と称された松下幸之助氏の、人間の心理を巧みに捉えた驚異的な「指導の妙」が描かれたエピソードですね。
今回は「上に立つ者が、いかにして人の心を動かし、組織を導くか」という、リーダーシップの極意に迫る内容です。
幸之助氏がビクターの再建にあたり、「松下の人間がどやどや行っては、お客様に申し訳ない」「松下からは経営の考え方だけを持っていったらいい」と語った言葉に、まず深く感銘を受けました。
買収や再建というと、自社のやり方を力ずくで押し付けがちですが、幸之助氏は相手のブランドや歴史へのリスペクトを忘れません。
現地の人間を主役として立て、自分たちは「考え方(哲学)」というOSだけを提供する。
この一歩引いた姿勢こそが、結果として組織の当事者意識を呼び覚ますのだと教えられます。
平田氏が「自分たちだけが真剣で、ビクターの人間は他人事だ」と独りよがりになり、周囲と摩擦を起こした際、幸之助氏は平田氏を直接叱責しませんでした。 あえてビクターの取締役たちを集めて本音を語らせることで、平田氏自身に「相手の真剣さ」と「自分の独善さ」を自発的に気づかせたプロセスは見事の一言です。
正論でねじ伏せるのではなく、本人が「私の考え方が間違っていました、
一歩下がってみんなの力を集めます」と自ら行動を改めるよう仕向けることこそ、最高峰の指導です。
平田氏の「怒られないと思っている時(慢心がある時)には怒られ、怒られると覚悟している時には怒らない」という回顧は、指導者として非常に深い示唆に富んでいます。
「怒る」という行為は、相手を糾弾するためではなく、相手の歪んだ心を軌道修正するためにある。
だからこそ、すでに猛省し、覚悟を決めている人間には、あえて「君、分かったか? 分かったらええわ」とだけ言って包み込む。
この絶妙な引き算のコミュニケーションが、部下の心に一生モノの忠誠心と学びを刻むのだと感じます。
「会社が厳しい時、経理は人に少し嫌われることを言うくらいがちょうどいいのであって、問題はそれを使いこなす社長の力量ですよ」
今回の松下幸之助氏のエピソードは、「導く側の器」という視点を提示してくれています。
必死に努力し、主体的に動く人間(平田氏)の熱量が強すぎるあまり周囲とぶつかった時、トップがその「嫌われ役」としての価値を認めつつも、全体の調和へとソフトに着地させる。これこそが「力量」の本質なのだと痛感させられました。
今夜も熱く激しく勉強三昧!
当然、
熱くやる!
本気でやる!
圧倒的にやる!
凡庸を脱する唯一の方法が、圧倒的努力
他人が足元にも及ぼないほどの凄まじい行動あるのみ
自分の熱い思い=熱狂だけが、
目の前の壁を溶かし去る
もうひと踏ん張りして、結果を残す!
押忍
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